Facebookは個人での交流に使うだけでなく、「Facebookページ」でビジネスに利用することもできます。
しかし、Facebookページについて「どのようなものなのかわからない」「活用方法を知りたい」という方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、Facebookページの特徴やメリット、作成方法などを解説します。運用ポイントも紹介するので、Facebookページをマーケティングに活用するときの参考にしてみてください。
Facebook・instagram広告の成果にお困りではないしょうか?SNS広告にまつわるお悩みは実績豊富なタガタメへお気軽にご相談ください。⇒Meta広告のサービスページを見る
Facebookページとは
はじめにFacebookページは、商品PRやユーザーとの交流などができる企業・ビジネス向けのページです。「Facebookビジネスアカウント」とも呼ばれており、相互フォローやFacebookの利用者でなくても閲覧できます。
また、Googleの検索結果に表示されるため、一般のFacebookアカウントよりも高い視認性を持ちます。開設にあたっては、Facebookアカウントを持っているユーザーなら誰でも無料で始められます。もちろん、複雑な手続きは不要です。
そのため、新規ビジネスの立ち上げ時など、予算や時間に制約がある場合の情報発信ツールとして特に有効です。
個人用アカウントとどう違う?
Facebookページと個人アカウントの違いは、ビジネス利用ができるかできないかです。
個人アカウントは私的な目的に限定されています。そのため、集客やセールス活動をおこなうとアカウント停止のリスクがあります。
一方、Facebookページはビジネス向けの機能が充実しています。そのため、企業名での登録や複数管理者による運営が可能です。
また、ファン数の上限がなく、アクセス解析や広告出稿、SEO施策など、ビジネスに必要な機能が標準で備わっています。そのため、ビジネス目的でFacebookを活用する場合、Facebookページを開設する必要があります。
Facebookページを作成するメリット
さてFacebookページの作成には、下記の4つのメリットがあります。
- 作成や運用が無料でできる
- 顧客の獲得につながりやすい
- Googleの検索結果に表示される
- 複数人で管理・運用ができる
では、それぞれ解説します。
作成や運用が無料でできる
まずFacebookページは初期費用やサーバー代がかからず、無料で作成・運用ができます。
広告出稿やアクセス解析などの高度な機能も標準で利用可能です。そのため、予算が限られている場合でも本格的なWEBマーケティングに取り組めることがメリットです。
顧客の獲得につながりやすい
次に個人アカウントとは違って相互フォローの必要がありません。そのため、ユーザーは気軽にページをフォローできます。
フォロワー数の上限もないことから、幅広い層への情報発信が可能です。また、実名制のため、信頼性の高いコミュニケーションが期待できるでしょう。
Googleの検索結果に表示される
そして、Googleの検索結果に表示される点もFacebookページのメリットの一つです。通常のWEBサイトと同様、検索エンジンの対象となるので、Facebook以外からの集客も見込めます。
複数人で管理・運用ができる
最後にFacebookページでは、管理者や編集者など、役割に応じた権限を複数人に付与できます。人数は無制限なので、チームでの効率的な運用が可能です。
個別のIDやパスワードがなく、各メンバーは自身の個人アカウントで操作します。そのことから、セキュリティ面でもリスクが低いといえます。
Facebookページの作成方法
Facebookページは、次の方法で作成できます。
- Facebookアカウントを取得する
- Facebookページの「作成」から「ページ」を選択
- 「ページ名」と「カテゴリ」を入力する
- 「連絡先」などの詳細を入力する
- 「アクションボタン」をカスタマイズする
- WhatsAppアカウントを持っている場合はリンクが可能
- ページのオーディエンスを追加する
- ページに関する情報を確認する
では、それぞれの手順を解説します。
1.Facebookアカウントを取得する
はじめにFacebookページを作成するには、個人アカウントの登録が必要です。
アカウントを持っていない場合、Facebookのアカウント開設ページにアクセスして基本情報である氏名、連絡先情報(電話番号もしくはメールアドレス)、誕生日、性別などを入力します。
そのあと、セキュリティのためのパスワードを設定します。そして認証プロセスを完了すると、Facebookの利用を開始できます。
2.Facebookページの「作成」から「ページ」を選択
次にアカウントを取得したら、Facebookページの作成を進めます。まずホーム画面の右上にある「メニュー」の「作成」>「ページ」を選択します。
3.「ページ名」と「カテゴリ」を入力する
続いてページの作成画面左にある項目に入力します。「ページ名」と「カテゴリ」には、任意の名称とカテゴリを入力しましょう。
4.「連絡先」などの詳細を入力する
そのあと、連絡先や営業時間を登録するフォームが表示されます。詳細な情報を伝えるためにも設定しておくとよいでしょう。
初めに出てくるフォームには次のような項目があります。
- WEBサイトのURL・電話番号・メールアドレスなどの連絡先
- 所在地
- 営業時間
入力後、「次へ」をクリックします。
次に出てくるフォームには、プロフィール画像とカバー写真をアップロードしておきます。
5.「アクションボタン」をカスタマイズする
Facebookページでは、ユーザーの行動喚起を促すCTA(call to action)ボタンの設置が可能です。
お問い合わせや資料請求など、12種類のボタンから選べます。ページの目的に応じてカスタマイズできます。ボタンの追加後、完了をクリックしてページの作成プロセスは終了です。
6.WhatsAppアカウントを持っている場合はリンクが可能
WhatsAppアカウントを持っている場合。リンクしておくことをおすすめします。リンク完了後、「次へ」をクリックします。
7.ページのオーディエンスを追加する
Facebookページのフォロワー数を効率的に増やすため、既存のFacebookの友達に対してフォローを呼びかけることができます。「ページのオーディエンスを増やそう」からオーディエンス追加をおこないましょう。
8.ページに関する情報を確認する
最後に、ページに関する情報を確認します。Facebookからの通知設定を選択し「完了」ボタンをクリック。するとカスタマイズしたFacebookページが公開されます。
注意点:新デザインぺージでは非公開設定ができない
運用前の準備段階では、Facebookページを非公開にしておくとよいです。
ただし、旧デザインページでは設定ができましたが、新デザインぺージでは非公開設定ができない点に注意が必要です。
新デザインぺージで公開を停止するには、「ページの利用解除」という方法を使うとよいでしょう。
手順は下記のとおりです。
- プロフィール写真>「設定とプライバシー」>「設定」へ進む
- 左側のメニューから「アクセスとコントロール」を選択
- 「ページを利用解除」にチェックを入れて「次へ」をクリック
- 停止する理由を選択して「利用解除」をクリック
Facebookページの投稿以外にできること
さらにFacebookページでは、投稿以外に下記のようなことも可能です。
- Facebookページのみで広告配信ができる
- 関心の高いユーザーに宣伝ができる
- 表示回数やクリック数の確認ができる
- 予約機能を無料で利用できる
- フォローしてもらえればユーザーのフィードに投稿を表示できる
- 求人募集ができる
では、それぞれ解説します。
Facebookページのみで広告配信ができる
Facebookページから直接広告を作成・配信できる便利な機能があります。
広告マネージャを使用しなくても、ページ左側のメニューから「広告を作成」を選択するだけで開始できます。
広告の目標設定、クリエイティブの作成、1日あたりの予算、ターゲットとなるオーディエンス、配信期間、配信媒体を簡単に設定可能です。
関心の高いユーザーに宣伝ができる
Facebookページでは、通常の投稿同様、イベントの作成と発信がおこなえます。
ページのフォロワーや閲覧者など、すでに自社の商品・サービスに関心を持っているユーザーに効果的に情報を届けられるでしょう。
また、誘導用のCTAボタンを追加することで、周知から購入までのユーザー導線をスムーズに設計できます。
表示回数やクリック数の確認ができる
投稿や広告のパフォーマンスを詳細に把握できることも、Facebookページの特徴の一つです。
配信中の広告やオーガニック投稿の表示回数、クリック数、ユーザーからの反応などの指標を確認できるため、効果測定や改善策の検討に活用できます。
予約機能を無料で利用できる
Facebookページでは、メッセンジャーを通じて予約の受付から管理まで一括で対応が可能です。
自動リマインダーやGoogleカレンダーとの同期機能も無料で利用できるため、大変便利です。
フォローしてもらえればユーザーのフィードに投稿を表示できる
相互フォローの必要がなく、フォローの上限もありません。「フォロー」してもらえれば、ユーザーのフィードに投稿を表示できます。
求人募集ができる
フォーマットを使用して求人情報を掲載できるのもFacebookページの特徴です。応募者とはメッセンジャーで直接やり取りが可能で、面接調整まで一貫しておこなえます。
Facebookページの運用ポイント
Facebookページを運用する際のポイントは、下記のとおりです。
- 目的・ターゲットを明確にする
- 積極的にフォロワーを増やす
- ユーザーに目を留めてほしい投稿は固定する
- Facebook広告を活用する
では、それぞれ解説します。
目的・ターゲットを明確にする
まず、SNSマーケティングを効果的に進めるには、明確な目標設定が欠かせません。どのようなユーザーにどのような内容を届けたいのかを定義しておき、運用チーム内で共有することが重要です。
また、投稿やコミュニケーションの成果指標を具体的に設定したり、定期的に検証することで、より効率的な運用が可能になります。
積極的にフォロワーを増やす
次にFacebookページの存在を認知してもらうために、以下のような方法で積極的にフォロワーを増やすとよいでしょう。
- 知人や既存顧客にフォローを依頼する
- 自社のWEBサイト、メールマガジン、実店舗などを通じてFacebookページの存在を周知する
- フォロワー獲得を目的とした広告を出す
ユーザーに目を留めてほしい投稿は固定する
投稿は時系列順にタイムラインの下へと流れていくため、重要な情報が埋もれてしまう可能性があります。新サービスや注目商品などの重要な投稿は「トップに固定」機能を使用することで、7日間にわたってタイムラインの最上部に固定表示できます。
また、「ハイライト表示」機能を活用して特定の投稿を目立たせるのもおすすめの方法です。
Facebook広告を活用する
効果的なFacebookページの運用には、有料広告の活用も効果的です。Facebook広告を利用すれば、ターゲット層に効率的にリーチできます。
さらに、フォロワー数の増加や投稿の閲覧数向上、WEBサイトへの誘導など、さまざまな目的に応じた施策の展開が可能です。
まとめ
Facebookページは、企業やビジネス向けの情報発信・コミュニケーションツールとして、多くのメリットがあるページです。作成や運用が無料でおこなえます。そのため、予算の制約がある場合でも本格的なWEBマーケティングに取り組むことができます。
また、相互フォローの必要がなく、フォロワー数の上限もありません。そのため、幅広い層への情報発信が可能です。Facebookページには、投稿以外にも、広告配信やイベント告知、予約管理、求人募集などのビジネスに必要な機能はもちろん、パフォーマンスを詳細に分析できる機能も搭載されているのが特徴です。
効果的な運用のためには、明確な目的とターゲットの設定、積極的なフォロワー増加への取り組み、「トップに固定」や「ハイライト表示」機能の活用などいくつかの重要なポイントを押さえておくとよいでしょう。
このように、Facebookページはマーケティング戦略において重要な役割を果たすことができるツールです。ぜひ、導入を検討してみてはいかがでしょうか。