※こちらの記事は2023年11月に更新しました。
数あるSNS広告のなかでも、広告フォーマットが多数用意されているMeta広告(Facebook広告)。広告効果を高めるためにも、クリエイティブを作成するときは目的に合った最適な画像サイズをしっかりおさえておくのが重要です。
そこで本記事では、Facebookで効果的な広告を配信するために、Meta広告(Facebook広告)の特徴、広告の出稿に最適な画像サイズの一覧、その他Facebookの基本情報やデザインの仕様などをわかりやすく解説します。
Facebook・instagram広告の成果にお困りではないしょうか?Facebook・instagram広告まつわるお悩みは実績豊富なタガタメへお気軽にご相談ください。
⇒Meta広告等の事例集を見てみる
目次
Facebookの基本情報
Facebookは、2004年にハーバード大学の学生だったマーク・ザッカーバーグ氏によって運営が開始された世界最大のSNSです。Facebookは実名登録制のため、実生活に定着しやすく、友人とのコミュニケーションが取りやすいのが特徴です。
Facebookの日本国内のユーザー数は、LINE、X(旧Twitter)、Instagramに次いで4位ですが、海外のユーザー数はずば抜けており、世界でも最大のSNSとなっています。現在、Facebookの運営はMeta社(旧Facebook社)がおこなっていますが、Meta社はInstagramも運営しています。
月間アクティブユーザーは28億人
Facebookは節目で企業公開しており、2021年の第一四半期レポートによると、月間アクティブユーザー数は28億5,000万人(2021年3月時点)で、デイリーアクティブユーザー数は18億8,000万人(2021年3月時点)となっています。
日本国内では、2019年に退任したフェイスブックジャパンの代表の長谷川氏が2,600万人と明らかにしています。
Meta広告(Facebook広告)の特徴
Meta広告(Facebook広告)は実名登録を基本としているので、年代や移住地、興味関心事を入力するユーザーが多く、精度の高いターゲティングができます。
マーケティングをおこなう企業側は、Facebookの特徴を活かして性別、年代、趣味・嗜好などを詳細に設定し、広告を届けたいターゲットに的確なアプローチが可能です。
また、Facebookページには広告の掲載場所や種類も豊富に用意されているので、うまく活用できれば高い費用対効果を期待できます。
広告の掲出場所
Meta広告(Facebook広告)の主な掲載場所には、以下5つがあります。
- フィード
- ストーリーズ
- リール
- 右側広告
- インストリーム動画
- Facebook Marketplace
- Facebook上の検索結果
それぞれの配置について解説します。
1.フィード
フィードは、Facebookのホームページ中央に表示されるリストのことで、Facebookでフォローしている「友達」、「グループ」、「ページ」、「広告主」などの最新投稿が表示される配信面です。フィードは他の投稿に溶け込むように表示されるので、違和感なくユーザーの目にとまり、ブランド認知アップにも適しています。
画像、動画広告の推奨サイズは、下記のとおりです。
- 1080×1080
- 1080×1350
2.ストーリーズ
ストーリーズ広告は、Facebook、Messenger、Instagramで利用できる動画による配信面です。没入感のあるフルスクリーンによるスピーディーなアプローチが可能なため、スマートフォンのよるユーザーに適しています。
画像、動画広告の推奨サイズは、下記のとおりです。
- 1080×1920
3.リール
リール広告は、公開設定でシェアしたFacebookやInstagramのリール動画に直接掲載できる配信面です。Facebookのリールで利用できる広告は、オーバーレイ広告とポストループ広告の2種類があり、こちらもスマートフォンによるユーザーに適しています。
画像、動画広告の推奨サイズは、下記のとおりです。
- 1080×1920
4.右側広告
右側広告は、デスクトップの右側の枠に表示される配信面です。画面をスクロールしても常に視覚に入るように画面の一定位置に表示されるので、キャンペーンやお得情報を配信したいときに適しています。
画像、動画広告の推奨サイズは、下記のとおりです。
- 1200×628
5.インストリーム動画
インストリーム動画は、ユーザーがFacebookの記事内で再生している動画の途中や、その前後に配信される配信面です。Facebookのインストリーム動画では、5秒、10分の動画再生画面を利用して、映画やナレーション、音楽や効果音などをつけてインパクトのある訴求ができます。
画像、動画広告の推奨サイズは、下記のとおりです。
- 1080×1920
6.Facebook Marketplace
Facebook MarketplaceはFacebookが提供するストア機能で、Marketplaceのホームページやアプリ上でMarketplaceを見たりしたユーザーに対して広告を表示できます。Marketplaceを配信先にすると、ショッピングに積極的なユーザーにリーチが見込めます。
画像、動画広告の推奨サイズは、下記のとおりです。
- 1080×1080
- 1080×1350
7.Facebook上の検索結果
Facebook上の検索結果は、検索結果一覧の上部や目立つ位置に表示される配信面です。検索した関連投稿のなかに広告が入るので、特定の商品やサービスの販売を促進したいときに役立ちます。
画像、動画広告の推奨サイズは、下記のとおりです。
- 1080×1080(Facebookのみ1200×628もOK)
Meta広告(Facebook広告)の画像・動画の推奨サイズ一覧
ここでは、Meta広告(Facebook広告)の画像と動画の推奨サイズを解説します。
画像(バナー)広告
画像(バナー)広告の入稿規定は、下記のとおりです。
配置場所 | アスペクト比 | 推奨サイズ | 注意点 |
フィード | 1:1 1.91:1 |
1080×1080 1080×1350 |
正方形(1:1)の画像と縦型(4:5)の動画がおすすめ。 |
右側広告枠 | 1:1 | 1080×1080 | 横型(1.91:1)の画像・動画がおすすめ。 |
インストリーム動画 | 1:1 1.91:1 |
1080×1080 1200×628 |
クーポン広告とストック付き写真は1.91:1のアスペクト比のみ使用可能 |
Marketplace | 1:1 | 1080×1080 | – |
ストーリーズ | 9:16 | 1080×1920 | ダイナミック広告は1.91:1のアスペクト比のみ使用可能 |
リール広告 | 1:1 | 1080×1080 1080×1350 |
– |
検索広告 | 1:1 1.91:1 |
1080×1080 1200×628 |
リンクを含む広告は1:1のアスペクト比のみ使用可能 |
動画広告
動画広告の入稿規定は、下記のとおりです。
配置場所 | アスペクト比 | 推奨サイズ | 注意点 |
フィード | 1:1 4:5 |
1080×1080 1080×1350 |
デスクトップ版のニュースフィード飲み1:1のアスペクト比で表示される |
インストリーム動画 | 1:1 16:9 |
1080×1080 1920×1080 |
– |
ストーリーズ | 9:16 | 1080×1920 | – |
リール広告 | 9:16 | 1080×1920 | – |
検索広告 | 1:1 | 1080×1080 | – |
動画フィード | 4:5 | 1080×1350 | – |
カルーセル広告
カルーセル広告の入稿規定は、下記のとおりです。
配置場所 | アスペクト比 | 推奨サイズ |
フィード | 1:1 | 1080×1080 |
右側広告枠 | 1:1 | 1080×1080 |
インストリーム動画 | 1:1 | 1080×1080 |
Marketplace | 1:1 | 1080×1080 |
ストーリーズ | 1:1 | 1080×1080 |
リール広告 | 1:1 | 1080×1080 |
検索結果 | 1:1 | 1080×1080 |
コレクション広告
コレクション広告の入稿規定は、下記のとおりです。
配置場所 | アスペクト比 | 推奨サイズ |
フィード | 1:1 | 1080×1080 |
動画フィード | 1:1 | 1080×1080 |
バナーやクリエイティブ制作についてお困りではないですか?バナー制作からFacebook・instagram広告支援まで行えますので是非タガタメへお気軽にご相談ください。
⇒Meta広告等の事例集を見てみる
広告の種類
Meta広告(Facebook広告)では、広告主や商品サービスの魅力を効果的に伝えられるように、様々な広告フォーマットが用意されています。
ここでは、下記4つの広告フォーマットの特徴をご紹介します。
- 画像広告
- 動画広告
- カルーセル広告
- コレクション広告
A.画像広告
画像広告は画像1枚とテキストをメインとした広告で、Meta広告(Facebook広告)を始めるなら入れておくべき広告です。また、画像広告は他の広告と比べても素材の手配が簡単なので、特に手をつけやすい広告でもあります。
デザイン時の推奨事項
画像広告のデザイン時の推奨事項は、下記のとおりです。
- ファイルタイプ:JPG、PNG
- アスペクト比:1.91~1:1
- 解像度:1080×1080ピクセル以上
テキストの推奨事項
画像広告のテキスト推奨事項は、下記のとおりです。
- メインテキスト:125文字以内
- 見出し:27文字以内
- 説明:27文字以内
技術要件
画像広告の技術要件は、下記のとおりです。
- 最大ファイルサイズ:30MB
- 最小幅:600ピクセル
- 最小高さ:600ピクセル
- アスペクト比の比率許容誤差:3%
B.動画広告
動画広告は、商品やサービスの魅力を動画で発信する広告です。画像広告に比べ、多くの情報を伝えることができ、ユーザーの目にも留まりやすいメリットがあります。
デザイン時の推奨事項
動画広告のデザイン時の推奨事項は、下記のとおりです。
- ファイルタイプ:MP4、MOV、GIF
- アスペクト比:1:1(デスクトップまたはモバイルの場合)または4:5(モバイルの場合のみ)
- 解像度:1080×1080ピクセル以上
- 動画設定:H.264圧縮方式、正方画素、固定フレームレート、プログレッシブスキャン、および128kbps以上のステレオAACオーディオ圧縮
- 動画キャプション:任意(使用を推奨)
- 動画音声:任意(使用を推奨)
テキストの推奨事項
動画広告のテキストの推奨事項は、下記のとおりです。
- メインテキスト:125文字以内
- 見出し:27文字以内
- 説明:27文字以内
技術要件
動画広告の技術要件は、下記のとおりです。
- 動画の長さ:1秒~241分
- 最大ファイルサイズ:4GB
- 最小幅:120ピクセル
- 最小高さ:120ピクセル
C.カルーセル広告
カルーセル広告は、1つの広告内に複数の画像や動画を掲載できる広告です。それぞれの画像や動画に「リンク」や「コールトゥアクション」ボタンを設定できるので、広告毎に様々な訴求ができます。
デザイン時の推奨事項
カルーセル広告のデザイン時の推奨事項は、下記のとおりです。
- 画像のファイルタイプ:JPG、PNG
- 動画のファイルタイプ:MP4、MOV、GIF
- アスペクト比:1:1
- 解像度:1080×1080ピクセル以上
テキストの推奨事項
カルーセル広告のテキストの推奨事項は、下記のとおりです。
- メインテキスト:125文字以内
- 見出し:32文字以内
- 説明:18文字以内
- ランディングページのURL:必須
技術要件
カルーセル広告の技術要件は、下記のとおりです。
- カルーセルカードの数:2~10
- 画像の最大ファイルサイズ:30MB
- 動画の最大ファイルサイズ:4GB
- 動画の再生時間:1秒~240分
- アスペクト比の比率許容誤差:3%
D.コレクション広告
コレクション広告は、ユーザーの行動や興味関心に合わせて、画像または動画の下に商品画像を4枚並べてスムーズにショッピングさせるための広告です。コレクション広告で商品を表示させるには、製品セット内に製品が4点以上(Instagramの場合は3点)、製品の詳細(画像やWEBサイトリンク)を入力する必要があります。
デザイン時の推奨事項
コレクション広告のデザイン時の推奨事項は、下記のとおりです。
- 画像のファイルタイプ:JPG、PNG
- 動画のファイルタイプ:MP4、MOV、GIF
- アスペクト比:1:1
- 解像度:1080×1080ピクセル以上
テキストの推奨事項
コレクション広告のテキストの推奨事項は、下記のとおりです。
- メインテキスト:125文字以内
- 見出し:40文字以内
- ランディングページのURL:必須
技術要件
コレクション広告の技術要件は、下記のとおりです。
- インスタントエクスペリエンス:必須
- 画像の最大ファイルサイズ:30MB
- 動画の最大ファイルサイズ:4GB
Meta広告(Facebook広告)の画像クリエイティブ作成ポイント
Meta広告(Facebook広告)を投稿するにあたり、特に重要視されるのが画像クリエイティブの質です。しかし、画像だけではターゲットをコンバージョンまで導くのが非常に難しいため、テキストの作成も重要となってきます。
ここでは、Meta広告(Facebook広告)の画像クリエイティブを作成するときのポイントを解説します。
画像サイズのポイント
画像クリエイティブを作成するときにおさえておくべきポイントは、以下の3つです。
- 解像度の高い画像を作成する
- コミュニティ規定に遵守する
- プレビュー機能で配置を確認する
解像度の高い画像を作成する
クリエイティブはできるだけ解像度の高い画像を作成しましょう。画像がぼやけていたり不鮮明だと、ブランドイメージの低下や広告効果の減少につながる可能性があります。
推奨サイズが「1080×1080」の場合は、「1920×1920」の画像を利用するなど、画質の高いクリエイティブを利用して広告効果を高めましょう。
コミュニティ規定に遵守する
Meta広告(Facebook広告)では、コミュニティ規定を厳守した画像、動画、テキストを利用したうえで広告を作成しましょう。
コミュニティ規定には、以下のようなカテゴリ別で許可されないコンテンツがあります。
- 偽アカウント
- 暴力や過激な描写を含むコンテンツ
- 成人ヌードと性的行為
- 児童ヌードと性的搾取
- いじめと嫌がらせ
- ヘイトスピーチ
- 規制品
- スパム
- テロリストによるプロパガンダ
コミュニティ規定に違反している広告があると、アカウントが停止になる可能性もあるので、入稿審査に引っかからないようにFacebookコミュニティ規定をしっかり確認しておきましょう。
プレビュー機能で配置を確認する
Meta広告(Facebook広告)では、プレビューでクリエイティブやテキスト入力の配置を確認できるので、違和感がないよう配置するようにしてください。
また、ストーリーズ広告では動きも確認できるので、各配置がイメージ通りか配信前にチェックしておきましょう。
広告内テキスト作成のポイント
広告内テキストを作成するときのポイントは、次の3つです。
- 説明文はシンプルに表現する
- 強調したいキーワードは左側に記載する
- テキストと画像のバランスを確認する
説明文はシンプルに表現する
画像とともに表示する説明文は、できるだけシンプルに表現するようにしましょう。長すぎる文章は部分的に省略されてしまう可能性があるだけでなく、離脱にもつながるおそれがあります。
Meta広告(Facebook広告)はモバイルユーザーの増加に伴い、文字数がスマートフォン向けに最適化されたので、モバイルのFacebookに表示される説明文(3行以内)に設計するとよいでしょう。
強調したいキーワードは左側に記載する
画像内テキストを作成するとき、強調したいキーワードはできるだけ左側に記載するようにしましょう。人の視線は左上から右下へ移動する傾向があるため、伝えたいキーワードを左側に配置することで多くのユーザーに広告を印象付けられます。
また、テキストは文字数が多いと省略されてしまう可能性もあるので、重要なキーワードは左側に集めておきましょう。
テキストと画像のバランスを確認する
テキストと画像のバランスを確認するためにも、広告内に複数のクリエイティブをセットして効果の高いクリエイティブをテストしましょう。
Meta広告(Facebook広告)セットに設定できるクリエイティブ数は6つまでとなっており、キャンペーンではA/Bテストの設定もできるので、キャンペーン公開後にどのパターンが最も効果的かを検証するのがおすすめです。
Facebook・instagram広告の成果にお困りではないしょうか?
Facebook・instagram広告では、クリエイティブの数や更新がすごく大切になってきております。バナーのサイズが限られると配信が限られターゲットに広告が配信されいないこともしばしば。タガタメなら豊富な実績に加えクリエイティブ制作から広告配信まで一貫して行えますので、広告にまつわるお悩みはお気軽にご相談ください。
- この資料で分かること
- 広告運用でありがちな失敗~なぜ成果がでないのか?
- 支援事例①CVRを高めCV1.5倍を実現
- 支援事例②CPAが5分の1に。きめ細かな運用が決め手に
- 支援事例③LPの改修でCVRが約5倍に
まとめ
Facebookで効果的な広告を作成するためのポイントを解説しました。Meta広告(Facebook広告)では、広告の種類や目的によって最適な画像サイズがそれぞれ異なります。
自社の商品やサービスの魅力をより多くのユーザーに配信するためにも、本記事で解説したポイントをぜひ参考にして頂ければ幸いです。