Instagramを運営するには投稿の解析をおこない、インプレッションやエンゲージメントを高めることが大切ですそこで利用すべきInstagramの分析ツールが、Instagramインサイトです。
本記事ではInstagramインサイトの見るべき項目や分析方法、また分析ポイントなどを解説します。
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Instagramインサイトとは
Instagramインサイトとは、Instagramが公式に提供している分析ツールです。Instagramインサイトを利用すれば、年齢、性別、地域などのアカウントのフォロワーの属性に関する情報や、各投稿に関するデータ数値を確認できます。
また、Instagramインサイトはアカウント全体のデータだけでなく、個別投稿のデータも確認できるので、データを比較することによって自社アカウントの改善点が見えてきます。
Instagramインサイトは以前まではスマートフォンのみの閲覧でしたが、2021年7月のアップデートからパソコンのデスクトップでデータを確認できるようになったので、今後のビジネスシーンでますます重宝されることでしょう。
Instagram分析で見るべきインサイト項目
Instagram分析において、Instagramインサイトでチェックすべき項目は以下6つです。
- リーチ数
- インプレッション数
- フォロワー詳細
- フォロワーアクテビティ
- エンゲージメント
- インタラクション
それぞれの項目について解説します。
リーチ数
リーチ数とは、ユーザーの目に投稿がどのくらいとまったかを表す指標です。>リーチ数が多いほど、いいねやフォロワーの獲得につながりやすくなります。
インプレッション数
インプレッション数とは、ユーザーの画面に投稿が表示された回数を指します。例えば、同じユーザーがあなたの投稿を2回見た場合は、インプレッションは2、リーチは1となります。
フォロワー詳細
フォロワー詳細とは、前日比、男女比率、年齢層など、フォロワーの増減情報を確認する機能です。フォロワー詳細の分析によって、サービスのターゲット層や地域性がわかるので、想定しているフォロワーに照準が合わせやすくなります。
フォロワーアクティビティ
フォロワーアクティビティとは、自分がフォローしているユーザーのアクティビティを確認できる機能です。投稿へのいいねやコメントを確認することで、ユーザーの関心を知ることができます。
エンゲージメント
エンゲージメントとは、ユーザーのいいねや保存数、コメント、シェアなどのアクションを指します。エンゲージメント率が高いアカウントは、高感度や純粋想起率の高い印象をユーザーに与えています。
インタラクション
インタラクションとは、ユーザーが投稿に対して何かしらのアクションをしたことを指しています。どのようなコンテンツにインタラクションが多いのかを把握しておけば、今後さらなるリーチやフォロワーの獲得ができるでしょう。
Instagramインサイトの分析方法
ここからは、Instagramインサイトを使ってどのように分析をすべきかを解説します。
Instagramインサイトの分析方法は、以下手順を参考にしてください。
- アカウント全体の現状を把握する
- 仮説を立て効果を検証する
- 結果の計測用にKPI(目標指標)を設定する
- 写真、動画、ストーリーズを投稿して改善案を試す>
- Instagramインサイトで結果を分析する
各手順の詳細について説明します。
アカウント全体の現状を把握する
Instagramインサイトの分析は、アカウントの現状を把握するところからスタートします。
体的には、以下のような情報を確認するとよいでしょう。
- フォロワー数
- Instagramの利用時間帯
- 各投稿のいいねの数
- フォロワーの属性(年齢層、男女比、所在地)
- プロフィールのアクセス数
アカウントの現状を知ることで、おのずといいねやフォロワーを増やすための対策が見つかるはずです。
仮説を立て効果を検証する
アカウントの現状を把握したら、次は課題の伸び悩みについて仮説を立てて、効果を検証していきます。
例えば、「最近、投稿のいいねが増えない」と感じているなら、構図を変えてみたり、フォロワーが好きそうな写真を投稿してみるとよいでしょう。ただやみくもに投稿を増やしても成果はでませんので、常に仮説を立てて改善していくのが重要です。
結果の計測用にKPI(目標指標)を設定する
仮説を立てたら、改善の結果を計測するためのKPI(目標指標)を設定しておきましょう。<アカウントのフォロワーを増やしたいならフォロワー数、エンゲージメントを上げたいならいいね数をKPIに設定します。 基本SNSは、いいねが増えればアカウント全体が成長するので、まずはいいねを増やしていきましょう。
写真、動画、ストーリーズを投稿して改善案を試す
KPIを設定したら、写真、動画、ストーリーズを投稿して改善策を試してみましょう。ただし、複数の施策を同時に試してしまうと、どの施策が投稿に影響を与えているかがわかりづらくなってしまいます。
そのため、複数の施策がある場合は、ひとつの投稿にひとつの施策を反映させるようにしましょう。
Instagramインサイトで結果を分析する
Instagramインサイトを使って、改善策を反映させた投稿とアカウントの分析をおこなっていきます。はじめに決めたKPIの数値の増減を確認していき、KPIが増えているなら仮説どおりなので、今後もその施策を継続するという流れになります。
逆に、数値があまり伸びていない、悪くなったものについては、適切な対策ではなかったので、また別の施策に力を注ぐとよいでしょう。これを繰り返して投稿を改良していくことで、いいねの数やフォロワー数も自然と増えていきます。
Instagramインサイトの分析ポイント
ここでは、Instagramインサイトを使って、売上アップにつなげる分析ポイントを5つご紹介します。
- フォロワーがターゲットと合っているか
- 投稿の時間帯は適切か
- プロフィールへのアクセス率をチェックする
- プロフィールのURLクリック率をチェックする
- エンゲージメント率をチェックする
それぞれの分析ポイントについて解説します。
フォロワーがターゲットと合っているか
Instagramインサイトのオーディエンス情報では、フォロワーの居住地、年齢、性別を確認できるので、これらが想定したターゲット層とマッチしているかを確認しましょう。
ユーザーのアクションデータが期待していた結果と異なる場合は、投稿の分析やコンテンツの見直しをおこなう必要があります。
投稿の時間帯は適切か
ターゲット層を確認したら、ターゲットがアクティブとなっている時間を把握する必要があります。
下記は仕事や授業以外の隙間時間となっており、スマートフォンに触れる頻度が多い時間帯です。
- 通勤、通学時間:7時~9時
- 休憩時間:12時~13時
- 帰宅後~就寝時間:19時~22時
上記のなかでも特に、帰宅後から就寝前の時間帯はInstagramのゴールデンタイムといわれているほどアクセスが集中する時間帯です。投稿する時間に迷っている方は、まずはゴールデンタイムに投稿してみましょう。
プロフィールへのアクセス率をチェックする
投稿を見たユーザーがどれだけプロフィールに訪問しているかを示す、プロフィールへのアクセス率も重要な項目です。プロフィールへのアクセス率を増やすには、投稿ですべての内容を説明せずに、プロフィールやWEBサイトを見ることで理解できる旨を伝えましょう。
その他にも、投稿のテキスト欄に「@+ユーザーネーム」で表現する「メンション」を利用することで、ユーザーを自然にプロフィールへ誘導できます。
プロフィールのURLクリック率をチェックする
プロフィールのURLクリック率は、プロフィールのURLをどのくらいの割合でクリックしたのかを表す指標です。このURLのクリック率が高いほど売上がアップする傾向があるので、しっかりチェックしておきましょう。クリック率を上げるには、紹介文を魅力的な内容に変更する検証が大切です。
また、プロフィールに貼り付けられるURLは1つだけですが、ストーリーズでは「リンクステッカー」というスタンプがあるので、そちらにもURLを埋め込むのもおすすめです。
エンゲージメント率をチェックする
エンゲージメント率とは、(いいねの数+コメント数)/フォロワー数で計算されます。フォロワー数が多いにも関わらず、投稿への反応がよくない場合は、以下のようなケースが考えられるので早急な対応が必要です。
- フォロワーがアカウントに興味がなくなっている
- 投稿の質が下がっている
SNSは相互のコミュニケーションによって親近感が持てるので、フォローに対するいいねやコメントは積極的にするようにしましょう。
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まとめ
企業のInstagram運用に欠かせない、Instagramインサイトの見るべき項目や分析方法、その他おすすめの分析ツールについて解説しました。
ビジネス目的でInstagramを運用するには、Instagramの機能や特徴をしっかり分析するのが大切です。望んだ成果を得るためにも、Instagramインサイトや本記事で紹介した分析ツールをうまく利用して他社との差別化を目指していきましょう。