新規顧客の開拓に役立つ広告手法として、デマンドジェネレーションキャンペーンの名称は聞いたことがあっても、具体的な内容まで把握できていない方も多いでしょう。
- デマンドジェネレーションキャンペーンとは?
- デマンドジェネレーションキャンペーンには、どのような特徴や類似の広告手法との違いがある?
- デマンドジェネレーションキャンペーンの設定方法は?
デマンドジェネレーションキャンペーンは、Googleが蓄積する豊富なユーザー情報を活用し、潜在顧客への効率的なアプローチを実現する広告手法です。
この記事では、デマンドジェネレーションキャンペーンの概要や特徴を紹介します。そして、類似の広告手法との違いや設定方法も順に紹介します。デマンドジェネレーションキャンペーンを駆使して、WEBマーケティングを活性化し、ビジネス成長を加速しましょう。
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目次
デマンドジェネレーションキャンペーンとは?
デマンドジェネレーションキャンペーンとは、ファインド広告の後続サービスです。そして、新規顧客の収集や開拓に有効な広告手法です。ユーザーのWEB上での行動や興味・関心に基づきユーザーごとに最適な広告を配信します。そして、商品やサービスに対する興味喚起を促します。
顧客層の拡大に役立つ広告手法として注目されているデマンドジェネレーションキャンペーン。こちらを利用する前に、押さえておくべき事項は下記の5点です。
- 広告の配信面
- 広告の種類
- 広告配信のターゲット
- 課金形態
- 選択できる入札戦略
まずは、デマンドジェネレーションキャンペーンの仕様や機能を踏まえましょう。そして、的確に活用をおこない、新規顧客の獲得を加速しましょう。
広告の配信面
デマンドジェネレーションキャンペーンで適用される広告の配信面は、Googleが提供するサービスに特化しています。配信面とは、広告が表示される場所のことです。
広告が掲載される基本的な配信面は4種類です。
- YouTube
- YouTube ショート
- Discover
- Gmail
Googleサービス以外にも配信したい場合。Googleから動画広告を配信できる「Google動画パートナー」を配信面に加えられます。
なお、標準設定では配信面にGoogle動画パートナーは含まれていません。掲載したい場合には配信面として有効にする必要があります。
広告の種類
デマンドジェネレーションキャンペーンで展開される広告は4種類です。
- シングルイメージ広告(単一の画像)
- カルーセル広告(複数画像の組み合わせ)
- 動画広告
- 動的商品ショッピング広告(商品フィード)
画像および動画広告では、広告見出し・ビジネス名称・説明文などの文字情報も追加できます。これにより、見込み客の関心を引き出すための情報を盛り込めます。
また、動的商品ショッピング広告は、Google Merchant Centerで登録する商品情報が広告配信の対象です。そのため、事前にGoogle Merchant CenterとGoogle広告のそれぞれのアカウントをリンクさせる必要がある点に注意しましょう。
Googleショッピング広告に興味のある方は、こちらの記事も参考にしてください。
※関連記事:?Googleショッピング広告とは?始め方や特徴、運用のコツを解説
広告配信のターゲティング機能
デマンドジェネレーションキャンペーンでは効率的に潜在顧客に広告を見てもらえるよう、配信対象を絞り込むターゲティング機能も備わっています。
設定可能なターゲティング機能と、それぞれで選択・設定する内容は以下のとおりです。
ターゲティング機能の種類 | 選択・設定内容 |
地域 | 広告の表示対象とする潜在顧客の居場所 |
言語 | 潜在顧客が使用する言語 |
デバイス | 広告を表示する機器(パソコン・スマートフォン・タブレット・テレビ画面) |
カスタムセグメント | 潜在顧客が興味を持っていると想定されるキーワード・WEBサイトのURL・アプリ名称 |
データセグメント | 広告配信者が運営するWEBサイトやアプリのユーザー |
類似セグメント | 既存顧客リストやWEBサイトやアプリの訪問者情報に基づく、類似の特性のある顧客候補情報 |
詳しいユーザー属性 | 潜在顧客の興味・関心、ライフイベントなど |
自社の商品やサービスに関心を持ってもらえる可能性が高い見込み客に効果的に広告を配信して、広告の無駄打ちを減らしましょう。
課金形態
デマンドジェネレーションキャンペーンでは、2種類の課金形態が同時に適用されます。具体的にはクリック課金とインプレッション課金が採用されています。配信面や広告の種類により適用される課金形態が決まっています。
課金形態の種類 | 課金内容 | 対象の配信面・広告の種類 |
クリック課金 | 広告でのクリック1回を単位に課金 | GmailDiscoverの動画広告(入札戦略でクリック数最大を選択した場合) |
インプレッション課金 | 広告表示が1000回を単位に課金 | YouTubeDiscoverの動画広告・フィードのイメージ広告 |
デマンドジェネレーションキャンペーンは、GoogleのAIがYouTube・Gmail・Discoverに対して最適な広告の配信先を決定します。そのため、クリック課金とインプレッション課金の広告が併用され、デマンドジェネレーションキャンペーンの広告費用として請求されます。
選択できる入札戦略
デマンドジェネレーションキャンペーンでは、設定可能な入札戦略は3種類です。広告配信の目的を踏まえた適切な入札戦略を選択できると、広告の費用対効果も高めやすくなります。
入札戦略の種類 | 入札戦略の特徴 | 利用前提 |
クリック数の最大化 | 広告予算内で広告へのクリック数の最大化が見込める入札単価に自動調整 | 特になし |
コンバージョン数の最大化 | 広告予算内でのコンバージョン数(例:購入や問い合わせ件数)の最大化が見込める入札単価に自動調整(目標単価を設定した場合。コンバージョン単価を維持しつつコンバージョン数の最大化を目指す) | 特になし |
コンバージョン値の最大化 | 広告予算内でのコンバージョン値(例:売上額)の最大化が見込める入札単価に自動調整 | 値が設定されたコンバージョンが過去35日間で50件以上かつ過去7日間で10件以上獲得。または、デマンドジェネレーションキャンペーン全体で値が設定されたコンバージョンが過去35日間で100件以上獲得 |
はじめて本キャンペーンを利用する場合。選べる入札戦略はクリック数またはコンバージョン数の最大化である点に注意しましょう。
目標コンバージョン単価について詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
※関連記事:?Google広告の目標コンバージョン単価(tCPA) とは?メリットや設定方法を解説
デマンドジェネレーションキャンペーンの4つの特徴
デマンドジェネレーションキャンペーンは、WEBマーケティングの活性化が期待できる特徴を備えた広告手法です。
これからデマンドジェネレーションキャンペーンを始めようとしている方が把握しておくべき特徴は、4つに整理されます。
- Googleの独自情報を活用した広告配信
- 自然な広告設計
- YouTube ショートへの広告配信
- 想定顧客のターゲティングが柔軟
デマンドジェネレーションキャンペーンでGoogleユーザーから見込み客を効率的に獲得し、顧客数の増加や売上拡大を図りましょう。
特徴1:Googleの独自情報を活用した広告配信
まず、デマンドジェネレーションキャンペーンは、Googleが保有する独自のユーザーの行動情報に基づき、見込み客へ広告配信できる点が特徴の1つです。
2022年より、WEBサイトへの訪問記録などを保管するCookieが個人を特定する情報に該当するとして、個人情報保護法が規制対象と定義しました。従前、Cookieは広告配信先の精度を向上させる重要な情報として利用されていました。ですが、2022年以降は活用しづらくなっています。
Googleは自社サービスのユーザーの検索履歴・視聴データ・位置情報など、多岐にわたる膨大なデータを収集しています。そのため、Cookieがなくても本キャンペーンでは独自データを活用して、見込み客に精度の高くアプローチできる点が大きな強みです。
特徴2:自然な広告設計
次に、デマンドジェネレーションキャンペーンにより配信される広告は、ユーザーのGoogle上の活動・体験を阻害しない設計で提供されます。なぜなら、配信面である対象サービスの画面に、広告が一体化して表示されるためです。
例えば、YouTubeやGmailなどの動画・画面閲覧の過程で広告が表示されます。したがって、ユーザーは意識せずに広告情報を受け取り、自然にアクセスしやすくなっています。自然な表示設計でユーザーの関心を引き、高い広告効果が期待できる点も魅力です。
特徴3:YouTubeショートへの広告配信
続いてデマンドジェネレーションキャンペーンでは、YouTubeショートへの広告配信の制約が少なく、配信設定がシンプルです。
従来、YouTubeショートを配信する際は、以下を選択する必要がありました。
- アプリキャンペーン
- P-MAXキャンペーン
ただし、アプリキャンペーンだと広告対象がアプリに限られる。P-MAXキャンペーンだと運用管理がしづらい。などの制約がありました。
しかし、デマンドジェネレーションキャンペーンは他キャンペーンと比較して広告対象が拡大されます。よって、ターゲティングなどの運用管理もしやすくなります。そのため、YouTubeショートへの広告配信の活用による効率的な認知度向上や売上拡大が期待できます。
YouTube広告について興味がある方は、こちらの記事も参考にしてください。
※関連記事:?YouTube広告の種類と選び方、出稿の方法について解説
特徴4:想定顧客のターゲティングが柔軟
広告配信先の条件を細かく設定でき、無駄な広告配信を抑制し、広告成果を効率的に上げられる点も強みとして挙げられます。理由は、前述のターゲティング機能により、興味・関心を持ってもらえる可能性の高い潜在顧客に対してピンポイントに広告配信できるためです。
特に、デバイスターゲティング機能を用いると、配信先をパソコンやスマートフォンなどから特定のデバイスに絞り込めます。例えば、若者向けでスマートフォンに特化したサービスの広告の場合。配信先をスマートフォンに絞った広告はクリック率が高まると予想されます。
デマンドジェネレーションキャンペーンの柔軟なターゲティングを活用し、広告費の浪費を回避しつつより効果的な広告配信を実現しましょう。
デマンドジェネレーションキャンペーンと類似の広告手法との違い
Googleではデマンドジェネレーションキャンペーンに似た広告手法があります。広告戦略の成功には的確な使い分けが欠かせません。
まずは、デマンドジェネレーションキャンペーンを効果的に活用できるよう、特に類似する下記2種類の広告手法との違いを把握しておくことが重要です。
- ディスプレイ広告との違い
- P-MAXキャンペーンとの違い
広告手法の特徴の違いを踏まえて、広告戦略に適した広告手法を選択し、効率的に広告成果を上げましょう。
ディスプレイ広告との違い
まず、ディスプレイ広告の主な違いとして、広告配信面の幅広さが挙げられます。デマンドジェネレーションキャンペーンの場合。配信面はYouTube・Discover・Gmailに限られます。
ディスプレイ広告はGoogleサービスに加えて、3500万もの提携しているWEBサイトやアプリも配信対象です。そのため、幅広さでは優位です。ただし、ディスプレイ広告の場合。広告主の意図に合致しないサイトで表示されてしまいます。それにより、広告や商品・サービスのイメージが悪化するリスクがあります。
一方、デマンドジェネレーションキャンペーンの場合。Googleの特定サービスに絞られます。よって、広告イメージを維持しやすい点が強みです。
ディスプレイ広告の基本的な情報が気になる方は、こちらの記事も参考にしてください。
※関連記事:?ディスプレイ広告とは?仕組みやメリット、運用ポイントを解説
P-MAXキャンペーンとの違い
次に、P-MAXキャンペーンとの違いは、ターゲティング制御のしやすさです。P-MAXキャンペーンでは、ターゲティングや入札価格などをGoogleのAIが自動運用し、配信面もGoogleサービスを網羅しています。デマンドジェネレーションキャンペーンの配信面は特定のサービスに限られます。ですが、広告主が細かくターゲティング設定できる点が特徴です。
よって、広告運用にかける手間を軽減しつつ広告配信先を効率的に拡大したい場合。その際には、P-MAXキャンペーンが効果的です。特定の見込み客に狙いを定め、能動的に広告配信したい場合。その際には、デマンドジェネレーションキャンペーンを選択しましょう。
P-MAXキャンペーンの詳細に興味がある方は、こちらの記事も参考にしてください。
※関連記事:?Google広告のP-MAXキャンペーンとは?設定方法や使い方を解説
デマンドジェネレーションキャンペーンの設定方法4ステップ
さて、デマンドジェネレーションキャンペーンで広告配信するには手続きがあります。必要な手続きは、以下の4つのステップに整理されます。
- Google広告でキャンペーンの作成
- キャンペーン内容の設定
- 広告グループの作成
- 広告の作成
設定作業で用いる操作画面は直感的です。ほかのGoogle広告と同様に簡便で進められる点が特徴的です。まずは、活用を決めたら早速入稿に向けた作業を進めましょう。
ステップ1:Google広告でキャンペーンの作成
はじめにGoogle広告のホーム画面で左メニューの「キャンペーン」を選択。次に、概要画面の「新しいキャンペーンを作成」をクリックします。
続いて、キャンペーン目標の選択画面で該当する目標を選択。そのあと、右下の続行ボタンを押して次に進みます。なお、「アプリのプロモーション」と「来店数と店舗売上の向上」はデマンドジェネレーションキャンペーンの対象外です。
キャンペーンタイプの選択画面が表示されたら「デマンドジェネレーション」を選択。そして、再び右下の続行ボタンを押して次に進みます。
Google広告の新しいデザインを詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
Google広告 の管理画面が新デザインに変更!変更点や見方を解説
ステップ2:キャンペーン内容の設定
次にキャンペーン内容の設定作業です。まずは「キャンペーンの目標」の選択から始まります。キャンペーンの目標は「コンバージョン」・「クリック数」・「コンバージョン値」から1つを選択します。
なお、「コンバージョン値」を選択した場合。コンバージョン目標・目標コンバージョン単価・予算・開始日などの設定が必要です。
続いて、「地域と言語」と「デバイス」の設定です。
「地域と言語」の「キャンペーン単位で地域と言語のターゲティングを有効にする」をオンにします。すると、詳細設定画面が表示されます。
さらに、広告を表示するデバイスの範囲を必要に応じて指定します。
以上がキャンペーン内容の設定作業でした。
ステップ3:広告グループの作成
そして、3つ目の作業ステップ「広告グループの設定」。こちらでは、広告グループ名の入力から始まります。
まず広告グループ名を入力したら、次はオーディエンス設定です。
はじめて設定する場合。「オーディエンス」の枠内にある「オーディエンスの作成」を押下します。すると、6つの設定項目が表示されます。
各項目での設定内容は以下のとおりです。
設定項目 | 設定内容 |
カスタムセグメント | 広告配信したい見込み客に関連するキーワードや閲覧していると想定されるWEBサイトのURL |
広告主様のデータ | 広告運用者の商品やサービスの利用者に関するリスト情報 |
類似セグメント | 既存の顧客情報など最大10種類の情報 |
興味 / 関心と詳しいユーザー属性 | 見込み顧客の興味・関心・ライフイベント |
ユーザー属性 | 性別・年齢・子供の有無・世帯収入 |
除外 | 広告配信の対象外とするユーザー情報 |
ステップ4:広告の作成
最後に入稿する広告の作成です。広告グループ配下の新規広告を選択すると、入稿作業に取りかかれます。
広告作成画面では、広告の種類・広告名称・広告見出し・説明文。ほかには画像や動画のコンテンツを設定します。画面の右半分のプレビュー画面でおかしな表示がないかを確認しながら作業しましょう。
広告の入稿が終わると審査が始まります。この審査が終了すると、キャンペーンが開始されます。
デマンドジェネレーションキャンペーンの2つの活用パターン
デマンドジェネレーションキャンペーンの機能や特徴を踏まえると、強みの発揮しやすいパターンで活用することができます。それにより、広告戦略の効率性も高まります。
本キャンペーンの機能を引き出しやすい基本的な活用パターンとして、2つのケースが挙げられます。
- Googleユーザーに特化したアプローチ
- 新規顧客の発掘
もし、デマンドジェネレーションキャンペーンが力を発揮しやすいケースに悩みを抱えているのであれば、早速利用してみましょう。
活用パターン1:Googleユーザーに特化したアプローチ
まず、Googleユーザーに特化して広告配信を展開したいケースに有効です。なぜなら、Googleユーザーのさまざまな行動情報を基に、精度の高いターゲティングや個別化された広告配信を実現する広告手法であるためです。
例えば、Googleが検索サイトシェアの70%以上を占めています。よって、Googleユーザーへのアプローチは大多数のWEBユーザーへのアプローチです。また、Googleが抱える膨大なユーザーデータを駆使し、見込み客に的確に広告配信できれば、効率的な広告運用を実現しやすくなります。
個人情報の取り扱いが厳しくなり、Cookieの活用が困難な現在。デマンドジェネレーションキャンペーンで見込み客の興味や認知度を高めましょう。
Cookieの基本的な情報を再確認したい方は、こちらの記事も参考にしてください。
※関連記事:?Cookie(クッキー)とは?初心者向けにわかりやすく解説
活用パターン2:新規顧客の発掘
次に、効率的な新規顧客の発掘・獲得を進めたい場合に効果的です。本キャンペーンでは、ターゲティング機能の1つとして「類似セグメント」が提供されています。
類似セグメントを活用すると、既存ユーザーと類似した興味やニーズを持つ新規ユーザーに効果的にリーチできるようになります。既存顧客と似た特性のあるユーザーへのアプローチは、効率的に新規顧客を獲得する手法として定番です。
従来の広告手法ではリーチできなかった新たな顧客層に適切にアプローチし、ビジネスの発展を後押ししましょう。
類似ターゲティングを詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
※関連記事:?類似ターゲティングとは?特徴や設定方法、注意点などを解説
デマンドジェネレーションキャンペーン利用時の3つの注意点
さて、デマンドジェネレーションキャンペーンの特徴をできる限り発揮するうえで、独自の仕様を踏まえておくことが必要です。
本キャンペーンを活用する際に把握しておきたい注意点は3つに整理されます。
- 配信面や入札単価は自動的に決定
- 械学習を有効にするために一定以上のイベント数を確保
- 動画広告ではセーフゾーンに注意
注意点を踏まえながら、デマンドジェネレーションキャンペーンを活用・運用しましょう。
注意点1:配信面や入札単価は自動的に決定
まず、広告の配信面や入札単価を細かく運用者で調整できない点に注意が必要です。本キャンペーンでは、事前に設定したターゲティング内容や入札戦略に基づき、GoogleのAIが広告効果が大きく向上する配信面や入札価格を決定します。
例えば、YouTubeに絞って広告配信したい場合。AIがほかの配信面より効果的と判断すれば、広告運用者の意思に関係なく配信面が決められます。
Google広告の運用経験が浅かったり、広告運用にかけられる時間が限られていたりする場合。本キャンペーンのメリットを多く感じられるでしょう。しかし、運用者が細かく管理・制御したい場合には、AIによる自動最適化の機能が広告運用の制約になる恐れがあります。
Google広告の自動入札機能に興味がある方は、こちらの記事も参考にしてください。
※関連記事:?リスティング広告の自動入札とは?メリット・デメリットやポイントを解説
注意点2:機械学習を有効にするために一定以上のイベント数を確保
次に、AIが適切な判断をおこなうには一定程度のイベント数の学習が求められます。なぜなら、AIは大量のデータの学習によって、はじめて最適なパターンを判断できるようになるためです。
Googleの公式ページでは、具体的な必要なイベント数や種類の目安として、50件以上のコンバージョンイベントが必要と明記されています。もしコンバージョン数が増えないとAIの学習が進みません。配信面や入札単価の最適化が不十分で広告効果が安定しない恐れがあります。
そのため、本キャンペーンの運用では、必要なコンバージョン数を獲得するまでのAIによる学習期間が必要である点に注意しましょう。
注意点3:動画広告ではセーフゾーンに注意
デマンドジェネレーションキャンペーンで動画広告を配信する際、セーフゾーンに広告情報の表示を調整する必要があります。
セーフゾーンとは、YouTubeで広告を表示できる領域のことです。
画像引用元:デマンド ジェネレーション キャンペーンのアセットの仕様とベスト プラクティス – Google広告ヘルプ –
YouTubeで動画広告を配信する場合。YouTubeの画面全体は使えず、決められた広告配信用の範囲に収めなければなりません。もし、テキストやロゴなどの重要な情報を画面の端に配置した場合。一部のデバイスでは表示が途切れてしまう可能性があります。
そのため、本キャンペーンで動画広告を利用する場合には、重要な情報は画面の中央付近に配置するようにしましょう。そして、入稿前にプレビューで繰り返しチェックをおこないましょう。
デマンドジェネレーションキャンペーンでWEBマーケティングを活性化
さて、この記事では、デマンドジェネレーションキャンペーンの基礎知識や特徴に加え、類似キャンペーンとの違いや設定方法を解説しました。
デマンドジェネレーションキャンペーンは、Googleユーザーの中から顧客になる可能性の高い見込み客の発掘・開拓に効果的な広告手法です。本キャンペーンは、Googleが保有する大量のユーザー情報を用いた詳細なターゲティングにより、高効率な広告戦略を実現します。
配信面にはYouTubeショートも含まれています。そのため、ほかの広告手法と比べて配信の敷居が低く、幅広い年齢層に対してアプローチしやすくなっています。デマンドジェネレーションキャンペーンを活用して、見込み客からの新規顧客の獲得を進め、さらなるビジネス成長につなげましょう。