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リマーケティングとは?仕組みや利用するメリットなどを解説

編集部
2025.02.04更新
2025.02.03初出
リマーケティング(広告)とは

一度WEBサイトを訪れたユーザーに対して、そのあとも他のWEBサイトやアプリで広告として表示することを、リマーケティング広告といいます。

商品購入の見込みが高いユーザーにアプローチできるリマーケティング広告は、一度商品やサービスに興味を持った人に対して、再度アプローチできる仕組みです。

本記事では、リマーケティング広告の仕組みやメリット・デメリットなどを解説します。活用することで、より費用対効果の高い広告運用ができるようになります。ぜひ、本記事を参考にしてください。

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リマーケティングとは

リマーケティングとは

リマーケティングとは、一度WEBサイトを訪れたユーザーやアプリを利用したユーザーに対して、再度アプローチをおこなう広告手法です。

この手法は、商品やサービスに一度興味を示したものの購入や利用には至らなかったユーザーに対し、再び関心を引き付けることを目的としています。具体的には、ショッピングサイトで閲覧した商品が別のWEBサイトやSNS。動画配信サービスなどで広告として表示されるケースがリマーケティングの代表例です。

これにより、ユーザーに商品を思い出させ、購買意欲を高める効果があります。リマーケティング広告は見込み客に効率よくリーチできます。そのため、限られた広告予算でも高い効果が期待できます。特にコンバージョン率を向上させたい場合に有効です。企業にとって重要なマーケティング手法のひとつです。

リマーケティングとリターゲティングの違い

どちらも一度WEBサイトを訪れたユーザーに再アプローチする広告手法を指します。基本的には同じ意味です。

しかし、使用する広告媒体によって呼び方が異なります。具体的には、Google広告では「リマーケティング」という名称を使います。ですが、Yahoo!広告やFacebook広告(Meta広告)などの他の広告プラットフォームでは「リターゲティング」と呼ばれることが一般的です。

  • Google広告:「リマーケティング」
  • Google広告以外:「リターゲティング」

サイトを訪れたユーザーに再アプローチし、コンバージョンを促す点では同じ仕様です。

つまり、リマーケティングとリターゲティングは広告媒体による呼び方の違い。そして、広告手法そのものに大きな差はないということ。これらを区別せず理解しておくと、広告運用をスムーズに進めることができるでしょう。

リマーケティング広告のメリット

ここからは、リマーケティング広告のメリットを詳しく解説します。

主なメリットは、以下3つです。

  • コンバージョンにつながりやすい
  • 広告への費用対効果が高い
  • 見込み客への再アプローチができる

それぞれ詳しく見ていきましょう。

コンバージョンにつながりやすい

リマーケティング広告は、一度WEBサイトを訪れたり、商品を閲覧したりしたユーザーをターゲットに広告を配信します。それにより、コンバージョン率が高くなる点がメリットです。

これらのユーザーは、すでに商品やサービスに興味を持っている可能性が高いです。そのため、再度アプローチすることで購買や問い合わせにつながる確率が格段に上がります。

例えば、ショッピングサイトで商品をカートに入れたまま購入に進まなかった場合。その商品の広告を後日配信するとします。このとき、「やっぱり買おうかな」と再検討するきっかけを与えられるでしょう。また、期間限定セールやクーポンを絡めた広告を見せることで購入の後押しも可能です。

さらに、リマーケティング広告は特に競争の激しい市場で効果を発揮します。新規ユーザーにアプローチする広告では一から興味を引く必要があります。ですが、リマーケティング広告では関心があるユーザーに効率的にアプローチできます。そのため、成果を上げやすい広告手法といえます。

広告への費用対効果が高い

リマーケティング広告は、興味のないユーザーに無差別に配信するのではありません。商品やサービスに関心を持っているユーザーに限定して広告を配信します。

そのため、広告費用を効率的に使える点が大きなメリットです。通常の広告では、興味を持っていないユーザーに対しても表示されます。そのため、クリックされてもされなくても成果につながらないケースが多くあります。

一方、リマーケティング広告では、過去に商品の閲覧やカートに入れたユーザーの場合。購入意欲が高いと考えられる層に絞って配信します。そのため、無駄なクリックが減って広告費を抑えることが可能です。例えば、広告費が1クリックごとに発生する「クリック課金型」の場合。リマーケティング広告は見込みの薄いユーザーへの不要なクリックが発生しにくくなります。結果的に、広告1件あたりの成果単価(CPA)を低く抑えられます。

また、購入見込みの高いユーザーへの集中投資が可能になります。そのため、限られた広告予算を効率よく活用したい場合に最適です。さらに、リマーケティング広告は配信対象が絞られていることで、表示回数やクリック数が減るわけではありません。

むしろ、関心を持っているユーザーに繰り返し広告を見せることで、自然と購入や問い合わせにつながる可能性が高まります。そのため、最終的な費用対効果は高くなる傾向にあります。

見込み客への再アプローチができる

リマーケティング広告の大きな特徴は、購入や問い合わせには至らなかったものの、商品やサービスに興味を持ったユーザーに再度アプローチできる点です。

こうしたユーザーは「見込み客」と呼ばれます。すでに一定の関心や興味を示しているため、次の行動に移る可能性が高いことが期待できます。通常の広告では、まだ商品やサービスのことを知らないユーザーに対して情報を届ける必要があります。そのため、最初から興味を持ってもらうところからスタートしなければなりません。

一方でリマーケティング広告では、一度接点を持ったユーザーに限定して広告を配信します。そのため「見込み客」に絞ったアプローチができます。例えば、ECサイトで一度商品をカートに入れたものの購入を見送ったユーザーに対して、その商品や関連商品の広告を配信すれば、購買意欲を高めさせることが可能です。

このように、具体的な行動を起こす可能性の高い見込み客に効率よく再アプローチできることが、リマーケティング広告の大きなメリットです。

リマーケティング広告のデメリット

前述のようにリマーケティング広告には多くのメリットがあります。しかし、注意すべきデメリットもいくつか存在します。

リマーケティング広告のデメリットは以下の3つです。

  • ユーザーに不快感を与える可能性がある
  • 配信対象が少ないと効果が出にくい
  • サイト訪問のあるユーザーにしかアプローチできない

デメリットをしっかり理解して適切な設定や配信方法をおこなうことで、リマーケティング広告の効果を最大限に引き出せるようになります。

それでは、詳しく解説します。

ユーザーに不快感を与える可能性がある

リマーケティング広告は、商品やサービスに興味を持ったユーザーに再度アプローチする仕組みです。しかし、何度も同じ広告が表示されると「しつこい」と感じられてしまうことがあります。

例えば、特定の商品ページを閲覧しただけなのに、その商品広告が何度も表示されるとユーザーはストレスを感じるかもしれません。このような場合、広告をクリックするどころか、サイトやブランド自体にネガティブな印象を抱く可能性があります。

そのため、広告の配信頻度を調整したり、一定期間が過ぎたユーザーには配信を停止するなどの工夫が必要です。ユーザー体験を大切にした広告配信が、信頼関係の構築につながります。

配信対象が少ないと効果が出にくい

リマーケティング広告の効果は、対象となるユーザーの数に大きく左右されます。

例えば、日頃からサイトの訪問者が少ない場合。リマーケティング広告を配信しても十分な効果を得ることが難しいかもしれません。さらに、ターゲットを絞り込みすぎると広告の配信機会がさらに減ってしまいます。その結果、成果を上げにくくする可能性があります。

この問題を解決するには、まずはサイト訪問者を増やす取り組みが重要です。SEO対策やSNS広告を活用して新規ユーザーを獲得しましょう。その中からリマーケティング広告の配信対象を広げていくと効果的です。

サイト訪問のあるユーザーにしかアプローチできない

リマーケティング広告は、サイトを訪問していないユーザーにはアプローチできません。そのため、新規顧客を開拓したい場合にはリマーケティング広告だけでは不十分です。

この場合には、ディスプレイ広告や検索広告を組み合わせる方法が有効です。まず通常広告で新しいユーザーをサイトに誘導します。そして、リマーケティング広告で興味を持ったユーザーに再度アプローチすることで効果が最大化できるでしょう。

リマーケティング広告の種類

リマーケティング広告にはさまざまな種類があります。それぞれ異なる方法でユーザーにアプローチできます。そのため、目的やターゲットユーザーに応じて最適な種類を選ぶことが重要です。

ここでは、リマーケティング広告の代表的な5つの種類について詳しく解説します。

  • 標準リマーケティング
  • 検索広告リマーケティング
  • 動的リマーケティング
  • 動画リマーケティング
  • アプリリマーケティング

それぞれの特徴を理解して、より効果的な広告運用を目指しましょう。

標準リマーケティング

標準リマーケティングは、WEBサイトを訪れたことがあるユーザーに対して広告を再度表示する、最も基本的な広告手法です。この手法では、一度自分のサイトを訪問したユーザーに再びそのサイトや商品を思い出してもらうことができます。

例えば、インターネットショップで商品を見ただけで購入に至らなかったユーザーに対して、その商品を他のサイトやSNS上で再び広告として表示が可能です。これにより、購入を迷っていたユーザーの関心をもう一度引き付け、最終的に購入や申し込みにつなげやすくなります。

この手法は特に、商品を販売しているECサイトや、ホテルやチケットの予約サービスなどを提供している企業で使われることが多いです。訪問履歴をもとに広告を表示するため、ターゲットを絞って効率的にアプローチでき、無駄な広告配信を避けられる点が魅力です。シンプルでありながら高い効果が期待できるため、広告運用初心者でも取り組みやすい方法です。

検索広告リマーケティング

検索広告リマーケティングは、特定のキーワードを検索したユーザーに対して関連する広告を表示する手法です。この手法は、ユーザーが検索エンジンですでに何らかの関心を示しています。そのため、とても効果的なアプローチとなります。

例えば、「東京 ホテル 安い」と検索したユーザーに対して、宿泊施設やホテルの特別プランなどの広告を表示できます。このように、ユーザーが検索したキーワードに基づいて関連性の高い広告をターゲットに配信できます。そのため、無駄な広告配信を避けて見込み客に絞ったアプローチができることが特徴です。

検索広告リマーケティングの最大のポイントは、ユーザーがすでに興味を持っている可能性が高いため、コンバージョン率が高くなりやすい点です。この手法は、旅行業界や不動産業界、教育分野などで特に効果を発揮します。検索結果に基づく広告表示はユーザーのニーズを即座にとらえます。そのため、とても高い費用対効果が見込める広告手法です。

動的リマーケティング

動的リマーケティングは、ユーザーがWEBサイトで訪れたページや閲覧した商品に基づいて広告の内容を自動で変更する広告手法です。この手法は、ユーザーにとってより関連性が高く、パーソナライズされた広告を表示可能です。

例えば、ECサイトでユーザーが特定の商品を見ただけで購入しなかった場合。その商品や類似の商品を再度広告として表示できます。

これにより、ユーザーが関心を持った商品に再び触れる機会を提供します。それにより、購買につながる可能性が高まります。動的リマーケティングの大きな特徴は、広告がユーザーの行動に基づいて自動的にカスタマイズされることです。ユーザーごとに広告内容がパーソナライズされることで、より効果的にリマーケティングをおこなえます。

Google広告の動的リマーケティングでは、商品フィードを活用することで数多くの商品を効率よく運用できる機能があります。これにより、膨大な商品データを使って各ユーザーに最適な広告を自動で作成し、配信することが可能です。

動画リマーケティング

動画リマーケティングは、YouTubeなどの動画プラットフォームで過去にWEBサイトを訪問したユーザーや、特定の動画を視聴したユーザーに対して広告を配信する手法です。この手法を使うことで、動画を見たことのあるユーザーに再度アプローチし、興味を持ってもらいやすくなります。

例えば、自社の商品紹介動画を視聴したユーザーに対して関連商品や新たなキャンペーンの動画広告を表示することで、より関心の高いユーザーに効果的にリーチできます。動画でのアプローチは、ユーザーが視覚と聴覚で情報を受け取ります。そのため、静止画やテキスト広告よりも印象に残りやすいのが特徴です。

動画リマーケティングは、特にブランド認知を高めたい場合にとても効果的です。視覚的にインパクトのあるコンテンツを通じてユーザーの記憶に強く残ります。それにより、再度の購入やサービス利用につながる可能性が高くなります。

また、ストーリーテリングを活用した動画広告では感情的な訴求ができます。そのため、ユーザーとの結びつきを深めることが可能です。

アプリリマーケティング

アプリリマーケティングは、自社のアプリをダウンロードしたもののあまり使用していないユーザーや、インストール後一度もアプリを開いていないユーザーに対して広告を配信する手法です。この手法を活用することで、利用頻度が低下したユーザーに再度アプローチし、アプリの利用の促進が可能です。

例えば、ゲームアプリの利用者に限定イベントなどの告知を表示したり、特別な割引情報を届けることで、再びアプリを使いたくなる気持ちを引き出せます。このように、アプリリマーケティングはアプリ内の特定の行動をもとにターゲティングをおこなえます。そのため、かなり細かく戦略を立てられることが大きな特徴です。

さらに、アプリ内でユーザーがおこなった特定のアクションを追跡し、その情報に基づいて広告の配信が可能です。この精緻なターゲティングによって、より効果的にアプリの活性化を図れるでしょう。

まとめ

リマーケティング広告は、一度商品やサービスに関心を示したユーザーに再びアプローチできる非常に効果的な広告手法です。

標準リマーケティングや検索広告リマーケティング、動的リマーケティングなど多様な種類があり、目的やターゲットに応じて最適な手法を選べます。

また、費用対効果も高く、コンバージョン率の向上が期待できる方法でもあります。これらの特性を理解して適切な設定や運用をおこなうことで、リマーケティング広告はさらに強力なマーケティングツールとなるでしょう。この記事を参考にリマーケティング広告を最大限活用し、広告運用の成果を高めてくださいね。

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