Yahoo広告を初めて使用する際に、管理画面の使い方や広告の設定方法などがわからず、広告運用が思いどおりに進まないことに悩む方も多いでしょう。
- Yahoo!広告の管理画面の構造はどうなっている?
- Yahoo!広告の管理画面に備わっている基本的な機能とは?
- Yahoo!広告の管理画面での基本的な設定はどうすればよい?
Yahoo!広告の管理画面には、広告運用を効率化するための機能がそろっています。この記事では、Yahoo!広告の管理画面の主要機能や広告出稿の基本的な手順に加え、支払方法や知っていると役立つ用語について紹介します。
Yahoo!広告を的確に活用して、WEBマーケティングを積極的に推進し、ビジネスのさらなる成長や収益性向上を実現しましょう。
目次
Yahoo!広告の基本情報
Yahoo!広告は、多くのユーザーに広告を届け、ビジネスの成長を支援する強力な広告サービスです。なぜなら、Yahoo!JAPANは日本最大級のポータルサイトであり、幅広いユーザーがアクセスするためです。
これからYahoo!広告を使い始める上で、以下の基本的な概要や特徴を把握しておくと、広告運用を円滑に進める上で役立ちます。
- Yahoo!広告とは?
- Yahoo!広告で出稿できる広告の種類
- Yahoo!広告の配信面
まずは、Yahoo!広告を効果的に活用するために、広告サービスの基本を押さえておきましょう。
Yahoo!広告とは?
はじめにYahoo!広告とは、Yahoo! JAPANや提携サイトに広告を掲載できるサービスです。
Yahoo! JAPANはスマートフォンユーザーの80%以上、パソコンユーザーの60%以上が利用しているとの調査結果が報告されています。また、Yahoo!JAPANサイトをはじめ、Yahoo!と提携するパートナーサイトを通して広告が配信される点が特徴です。そのため、幅広い年齢層の顧客候補に対し、自社製品・サービスの認知度向上や集客で大きな効果が見込まれます。
つまり、Yahoo!広告は多くのユーザーに広告を届けたい場合に有効な広告メディアといえます。
Yahoo!広告で出稿できる広告の種類
まず、Yahoo!広告には、大きく分けて検索広告とディスプレイ広告の2種類があります。
検索広告とディスプレイ広告は、配信する広告の内容や広告が表示されるタイミング・場所が異なります。よって、それぞれの広告の特徴を理解した上で、広告配信の目的に応じた使い分けが大切です。
まずは、Yahoo!広告を通じて達成したい目標を踏まえ、最適な広告形式を選択して効率的にWEBマーケティングを進めましょう。
検索広告
はじめに検索広告。通称「リスティング広告」とも呼ばれています。特定のキーワードを入力して検索した際に、キーワードと関連のある広告を表示するサービスです。
Yahoo!広告の検索広告は、ユーザーの検索行動に基づいて広告を表示できます。よって、購買意欲の高いターゲットにアプローチしやすい点が特徴です。
検索広告の特徴は、下記のとおり整理されます。
広告出稿の目的 |
|
想定ターゲット | 検索エンジンを利用して情報収集をおこなうユーザー特定のサービスや商品に関心を持ち、購入や問い合わせなどニーズが顕在しているユーザー |
課金体系 | クリック課金(広告がクリックされると広告費用が発生) |
配信できる広告内容 | テキスト広告(タイトル・説明文・リンク) |
Yahoo!広告の検索広告について、詳しく知りたい方はこちらの記事も参考にしてください。
リスティング広告とは?仕組みや特徴とともに、始め方をわかりやすく解説
ディスプレイ広告
次に、ディスプレイ広告とは、画像や動画を使った広告のことです。Yahoo!広告で利用できるディスプレイ広告は、Yahoo!JAPANサイトに加え、広告枠のあるさまざまな提携サイトで配信されます。
ディスプレイ広告には自社運用形式(運用型)。そして、代理店運用形式(予約型)があります。運用型のディスプレイ広告の特徴は以下のとおりです。
広告出稿の目的 |
|
想定ターゲット | WEBサイトやアプリを閲覧しているユーザー特定領域の商品やサービスに潜在的な関心を持っていたり、過去に関連する検索をおこなったりしたユーザー |
課金体系 |
|
配信できる広告内容 |
|
Yahoo!広告のディスプレイ広告は、ユーザーの検索行動に依存せずに広告を表示できます。よって、認知拡大や興味の顕在化に適しています。
Yahoo!広告のディスプレイ広告について、詳しく知りたい方はこちらの記事も参考にしてください。
YDA(Yahoo!ディスプレイ広告)とは?GDNと異なる点も紹介
Yahoo!広告の配信面
Yahoo!広告は、広告を配信できる場所が多いことが強みです。なぜなら、ユーザーの行動や興味に基づいた幅広い広告表示は、ユーザーへのアプローチに効果的だからです。
検索広告・ディスプレイ広告はYahoo!JAPAN関連サイトだけでなく、数多くの提携サイトでも表示されます。
配信面 | 検索広告 | ディスプレイ広告 |
Yahoo!JAPAN関連サイト | Yahoo! JAPAN検索 |
|
提携パートナーサイト | BingexciteSleipnirVector |
|
Yahoo!広告の幅広い配信面を活かして、多くのユーザーの目に触れる機会を増やしていくことが大切です。そして、効率的に広告効果を高めましょう。
Yahoo!広告の管理画面の見方
さて、Yahoo!広告の管理画面は、広告運用する上で中心となる場所です。管理画面はおもに5つに分けられます。
- アカウント内で運用されているすべてのキャンペーンや広告グループを表示
- 運用中のキャンペーン・広告グループ・ターゲティングなどの設定項目を表示
- アカウント全体の共通情報を表示
- キャンペーン・広告グループ・広告の広告成果を表示
- キャンペーン・広告グループ・広告の個別の状況・設定内容・成果情報を表示
【検索広告の管理画面の場合】
画像引用元:一覧画面の構成と操作について – 【検索広告】Yahoo!広告ヘルプ
【ディスプレイ広告の管理画面の場合】
はじめに管理画面の基本的な構造を押さえておけば、初心者でもYahoo!広告の運用に必要な操作を円滑に進めやすくなります。
画像引用元:広告管理ツール 一覧画面の構成と操作について【ディスプレイ広告】 – Yahoo!広告ヘルプ
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Yahoo!広告の管理画面の7つの基本的な機能
Yahoo!広告の管理画面には、広告運用をスムーズに進める上で必要な数多くの機能が備わっています。もし、Yahoo!広告の利用経験がなかったり浅かったりする場合には、利用頻度の高い7つの主要機能を把握しておくと便利です。
これから本格的にYahoo!広告でWEBマーケティングを展開し始めるのであれば、管理画面の基本機能から押さえましょう。
機能1:アカウント設定・管理
まずアカウントとは、Yahoo!広告の階層構造で最上位に位置する管理単位です。
前述のとおり、Yahoo!広告では2種類の広告を展開できます。ですが、広告の種類ごとにアカウント情報の設定が必要です。
はじめに、管理画面の左に表示されるメニュー枠の最下部にある「アカウント設定」をクリックします。すると、登録情報の確認・変更できる画面に移動します。
アカウント設定画面で確認・変更可能な情報は以下のとおりです。
- 広告アカウント名
- 配信設定
- 審査用認証情報
- 連絡先利用者
- URLオプション
- 自動タグ設定
- 広告効果測定タグ設定(ディスプレイ広告のみ)
Yahoo!広告で複数のアカウントを一括管理できるMMCアカウントに興味がある方は、こちらの記事も参考にしてください。
Yahoo!広告のMCCアカウントとは?メリットや作成方法を解説
機能2:キャンペーン管理
次に、キャンペーン管理。Yahoo!広告の階層構造において、アカウントのすぐ下に位置する管理単位です。
キャンペーン管理機能は、前掲のアカウント設定ボタンが表示されるメニューバーと同じサイドメニューのなかにあります。管理画面から設定できる主なキャンペーン管理項目は以下のとおりです。
- キャンペーンの新規作成・編集
- キャンペーンの予算設定
- キャンペーンの配信期間設定
- キャンペーンのターゲット設定(地域、年齢、性別など)
さらに、一度設定した内容も簡単に修正できます。そのため、想定どおりに広告成果が出ない場合には、適宜設定内容を見直して最適化を図りましょう。
機能3:広告運用の効果を集計・表示
続いて管理画面では、広告運用の成果が簡単に集計・表示されます。
成果情報として表示される項目は以下のとおりです。
- インプレッション数
- クリック数
- クリック率(CTR)
- コンバージョン数
- コンバージョン率
- CPA(顧客獲得単価)
- ROAS(広告費用対効果)
さらに分析結果を把握したい際には、「パフォーマンスレポート」機能の活用が有効です。
検索広告の管理画面の場合、管理画面右上の「レポート」ボタンをクリックします。
すると、Yahoo!広告で事前に準備されているレポートの選択画面が表示されます。そのあと、確かめたい項目のレポート種別を選択しましょう。
次に、ディスプレイ広告の場合は、管理画面右上にある「レポート」から必要な項目を選択します。すると、パフォーマンスレポートが作成されます。
機能4:広告の効果測定のためのタグ発行
Yahoo!広告の管理画面では、広告の効果測定に必要なタグの発行も簡単におこなえます。
発行可能なタグは、2種類です。
- コンバージョン測定タグ:訪問ユーザー数や広告の効果を測定
- リターゲティング用タグ:一度訪問したユーザーに再度広告を表示
コンバージョン測定タグを発行したい場合。まずは、管理画面の右上にある「ツール」ボタンを押します。そして、ライブラリー内のコンバージョン測定を選択しましょう。
次に、表示されるコンバージョン測定の画面で「コンバージョン設定を作成」ボタンを選択。すると、コンバージョン測定タグの作成画面が表示されます。
そのあと、必須と表示されている項目をすべて選択・入力。そして、ページ最下部の「作成」ボタンを押下します。これで作業は完了です。
最後にコンバージョン測定の画面に戻り、「タグを表示」を押して表示されるタグをコピーします。そのあと、広告運用の対象サイトに設置をおこないましょう。
機能5:審査状況の表示
Yahoo!広告は、登録したすべての広告およびWEBサイトに対し、ガイドラインへの順守状況に関して審査がおこなわれます。
管理画面では、審査の状況・結果や掲載不可の場合の理由が表示されます。審査ステータスとして表示される内容は、検索広告とディスプレイ広告でほぼ同じです。
審査ステータス | 内容 |
審査中 | 審査が進行している状態 |
承認済み | 審査の結果、広告掲載が可能になった状態 |
掲載不可 | 審査の結果、ガイドラインが準拠していないと判定され、広告掲載が承認されていない状態 |
掲載停止 | 一度掲載が許可されたものの、ユーザーの指摘やガイドラインからの逸脱で掲載が停止している状態 |
編集内容審査中 | 一度掲載が許可された広告に対しておこなわれた編集内容を審査している状態 |
広告未設定のため保留 | 画像や動画が設定されておらず、審査が保留されている状態(ディスプレイ広告のみ) |
まずは、審査状況を常に確認しましょう。そして、必要に応じて広告の修正を施し、広告配信の期間損失を防ぎましょう。
機能6:Yahoo!広告からのお知らせを把握
Yahoo!広告を通じて的確に広告運用を進めるにあたり、Yahoo!広告からのお知らせ情報を適宜把握しておくことが大切です。
管理画面上に通知されるお知らせ情報の内容は主に3種類です。
- アカウント残高や入金に関わる情報
- キーワードや広告の審査などに関わる情報
- 配信停止などの運用に関わる情報
お知らせの有無は、管理画面の右上にある通知マークの赤いマークの有無で見分けられます。
なお、通知マークをクリックして表示される「メール通知設定」メニューからも、特定のお知らせに関してメールでも受信する設定を追加できます。
機能7:自動運用ルールを設定
自動運用ルールとは、事前に設定したルールに従い、広告効果の高いキーワードの追加や、適切な入札価格への変更などを自動実行する機能です。
例えば、広告が増えた際に効率的な運用を支援してくれる自動運用ルールを活用したい場合。管理画面から設定しましょう。
まず、管理画面の右上に表示されるツールボタンをクリックします。次に、運用支援メニューの配下にある「自動運用ルール」を押すとルール作成ページが表示されます。
検索広告の場合、ルール作成対象はキャンペーン・広告グループ・キーワードの3つです。
自動化したい運用作業に応じていずれかを選択します。次に、自動運用の実行条件・実行頻度・ルール名などを入力・設定します。最後に「作成」ボタンを押せば、ルール作成完了です。
同じく、ディスプレイ広告も自動化対象をキャンペーン・広告グループ・広告の中から選択し、画面の指示に従い各項目を入力・設定をおこないます。最後に「作成」ボタンを押せば、自動運用ルールの作成が完了です。
Yahoo!広告が推奨する運用手法「六連」が気になる方は、こちらの記事も参考にしてください。
Yahoo!広告へのログインに必要なビジネスID取得の手順
さて、Yahoo!広告を利用するには、まずYahoo!ビジネスIDを取得する必要があります。初めて使用する際には、Yahoo!広告サイトの「Yahoo!広告を始める」からアクセスしましょう。
最初にビジネスIDに紐づける会社情報と管理者情報を、ピンク色の必須項目に入力します。さらに、利用者認証に用いる電話番号を入力し、「入力内容の確認」ボタンを押します。すると、次のページで入力結果の確認ページが表示されます。
画像引用元:Yahoo!広告のアカウント作成方法|申し込みから設定、始め方 – LINEヤフーfor Business
内容に間違いがなく、規約への同意箇所にチェックを入れたら、認証用の文字を入力します。そして、お申し込みボタンをクリックしましょう。
画像引用元:Yahoo!広告のアカウント作成方法|申し込みから設定、始め方 – LINEヤフーfor Business
次に、「携帯電話番号とメールアドレスの認証」ページが表示されたら、先ほど入力した電話番号のSMSとメールアドレスに届いた確認コードを入力します。
最後に「以上の内容で認証する」を押すと、ビジネスIDの発行作業は完了です。
Yahoo!広告のアカウント開設手順4ステップ
Yahoo!広告を始めるには、まずアカウント開設が必要です。
アカウント開設は、以下の4つのステップで簡単におこなえます。
- アカウント情報を入力
- 広告主情報を入力
- その他情報を入力
- 広告アカウントを確定
開設手順は初心者でも簡単に設定できる内容です。そのため、焦らず順番に手続きを進めましょう。
ステップ1:アカウント情報を入力
まず、Yahoo!広告の管理画面にて、「アカウント追加」の中から検索広告。または、ディスプレイ広告を選択し、アカウント作成へと進みます。
次に、アカウント作成画面が表示されたら、広告アカウント名や契約プランなど必須項目を入力・選択しましょう。
なお、自社で出稿する場合の契約プランには、売掛取引と前金取引がありますが、売掛取引は一部の代理店のみ使用できる方式です。よって、基本的には、前金取引を選択します。
アカウント情報の入力が終わると、続いて広告主情報の入力工程に移ります。
ステップ2:広告主情報を入力
次に、広告主情報での入力項目は企業名・所在地域・担当者名の3つです。新規登録の広告主が個人事業主の場合は、屋号または事業主名を入力しましょう。
ステップ3:その他情報を入力
続いて、その他の情報に記載された項目について、必要に応じてチェックを入れましょう。
自動タグ設定は、作成している広告アカウント配下の広告URLにクリック識別パラメータが追加されます。そして、コンバージョン測定の機能として利用されます。もう1つの広告効果測定タグ設定は、ディスプレイ広告でのみ設定できるタグで、不要な場合にはチェックする必要はありません。
すべてのチェックを入れ終えて、「確認画面に進む」ボタンをクリックします。すると、アカウント作成の申し込み作業は完了します。
ステップ4:広告アカウントを確定
作成したアカウントは、Yahoo!広告による審査を通過したら、有効化するための確定作業が必要です。
対象のアカウントを確かめるには、検索広告の場合、「管理画面」→「検索広告タブ」→「アカウント管理タブ」の順に開きます。
ディスプレイ広告の場合は、「管理画面」→「ディスプレイ広告タブ」→「ツール」→「アカウント一覧」の順に開きます。そのあと、アカウント一覧画面が表示されたら契約状況が「確定待ち」となっているアカウントをクリックしましょう。
アカウントの入力内容をあらためて確認し、広告取扱基本規定の内容に目を通し終えたら、「広告取扱基本規定に同意する」にチェックします。最後に、「決定」ボタンをクリックして確定です。すると、アカウントの契約状況が「サービス中」に変更され、本アカウントでの広告運用ができる状態が整います。
Yahoo広告の管理画面から検索広告を設定する手順4ステップ
Yahoo!広告のアカウントが有効になったら、広告出稿手続きを進めましょう。
検索広告の設定作業は以下の4ステップです。
- キャンペーンを設定
- 広告グループを設定
- キーワードを作成
- 広告を作成
実際の操作画面を交えながら、出稿までの基本的な流れを押さえましょう。
ステップ1:キャンペーンを設定
まず、検索広告を設定するには、検索広告のキャンペーン管理メニューから「キャンペーン作成」を選択します。キャンペーンタイプの選択画面が表示されたら、標準・アプリ訴求・動的検索連動広告の3つから広告内容に沿ったタイプを選びましょう。
次に、キャンペーンタイプで「標準」を選んだ場合。そのまま予算と掲載条件の設定に進みます。「アプリ訴求」を選んだ場合は、追加でプロモーションしたいアプリのOS(iOS・Android)を選びます。iOSの場合はアプリIDを、Androidの場合はパッケージ名を入力しましょう。キャンペーンタイプ「動的検索連動広告」を選んだ場合は、追加で対象となるWEBサイトの指定も必要です。
次に、「ターゲティング」の設定をおこないます。もし、設定時に要件がない場合には、初期設定のままでも問題ありません。さらに、3つのオプション「広告を表示する検索画面」「対象外キーワード」「URLオプション」を選択しましょう。最後に「保存して広告グループ作成に進む」ボタンを押すと、キャンペーンの作成が完了します。
ステップ2:広告グループを設定
次に広告グループの作成です。キャンペーン設定で選択したキャンペーンタイプにより、設定内容が変わります。そのため、本記事では基本的な操作に絞って紹介します。
まず、管理画面の「キャンペーン管理」タブを開きます。次に、キャンペーン一覧より広告グループを作成したいキャンペーンをクリック。続いて、「広告グループを作成」ボタンを押しましょう。
広告グループの作成画面が表示されたら、広告グループ名・入札価格・ターゲティングなどの必須項目を入力・選択していきます。
次に、広告グループ内に複数の広告を登録した場合の広告表示の優先度を選択します。また、オプション設定として「対象外キーワード」「URLオプション」を必要に応じて追加すると、広告グループの完成です。キーワード作成に進む場合は、「続けてキーワードを作成する」ボタンを押しましょう。
ステップ3:キーワードを作成
広告グループの作成が終わったら、次の作業はキーワードの設定です。なお、「動的検索連動広告」キャンペーンでは、キーワードは自動生成されるため、対象外です。
まず、キーワードの作成画面が表示されたら、1行に1件のキーワードを入力します。
次に、入力したキーワードに対するマッチタイプを選択。そして、「キーワードを追加」ボタンをクリックします。
すると、画面右側にキーワードとマッチタイプの組み合わせが表示されます。なお、マッチタイプは画面右側に表示されたあとでも見直しできるため、必要に応じて変更しましょう。
必要なキーワードをすべて登録したら、キーワードの作成は完了です。最後に「続けて広告を作成する」ボタンを押して、広告作成に進みましょう。
ステップ4:広告を作成
広告作成画面の上部に表示される名称は、作成できる広告であり、キャンペーン設定で選択したキャンペーンタイプによって変わります。
キャンペーンタイプ | 広告 |
標準 | レスポンシブ検索広告 |
アプリ訴求 | アプリ訴求広告 |
動的検索連動広告 | 動的検索連動広告 |
まず、広告作成画面では、広告のタイトルと説明文を入力しましょう。次に、複数のタイトル・説明文を設定します。
すると、キーワードの検索結果画面に対して自動的に組み合わされた広告が表示されます。
広告情報の入力が完了したら、審査が始まり、無事に通過すると広告として表示されます。
Yahoo!広告の検索(リスティング)広告の入稿方法を細かく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
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関連記事:?リスティング広告の入稿方法を解説!エディターの使い方もご紹介
Yahoo広告の管理画面からディスプレイ広告を設定する手順3ステップ
Yahoo!広告の管理画面では、ディスプレイ広告の設定も簡単におこなえます。
設定手順は、以下の3つのステップで進めます。
- キャンペーンを設定
- 広告グループを設定
- 広告を作成
検索広告と同様の項目もありますが、ディスプレイ広告独自の設定もあります。そのため、着実に進めましょう。
ステップ1:キャンペーンを設定
はじめに、ディスプレイ広告の一覧画面から「キャンペーン作成」ボタンを押します。
キャンペーンの目的は、6つの目的から1つを選びましょう。
- コンバージョン
- アプリ訴求
- サイト誘導
- 動画再生
- ブランド認知
- 商品リスト訴求
なお、利用中のアカウントによって選択可能なキャンペーンは異なります。
続いて、キャンペーン作成画面にてキャンペーン名・配信設定・1日の予算・掲載期間・入札戦略などの項目に必要事項を入力します。なお、フリークエンシーキャップからURLオプションまでの3項目は必須事項ではなく、必要に応じて設定しましょう。
ステップ2:広告グループを設定
ディスプレイ広告の設定画面では、キャンペーン作成と同時に、広告グループの設定をおこないます。必須事項の広告グループ名・配信設定・入札戦略を入力・選択したら、ターゲティングを設定しましょう。
なお「全ての~」の選択肢を選ぶと、全ユーザーが広告配信の対象となります。それにより、クリック率やコンバージョン率が上がらない恐れがあります。そのため、効率的に広告成果を出したい場合には、ターゲティング設定にて広告の配信対象のユーザーを絞り込むことが大切です。
ステップ3:広告を作成
魅力的な広告でユーザーの関心を引き、クリック率やコンバージョン率を向上させるには、広告の作成工程が重要です。
ディスプレイ広告では、作成したい広告のタイプを4種類の中から選択しましょう。
- バナー広告
- レスポンシブ広告
- カルーセル広告
- テキスト広告
下図はレスポンシブ広告を選択した場合の設定画面です。必須項目はすべて入力または選択し、ページ下部の「広告を追加」をクリックしたら広告作成およびディスプレイ広告の設定作業が完了です。
最後に、広告一覧画面に作成した広告が追加されたことを確認しましょう。
ディスプレイ広告で使用する広告の種類と出稿できる画像サイズの組み合わせを知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
Yahoo!広告への支払方法
Yahoo!広告の支払い方法は、基本的に「前払い制」です。
事前に指定の口座に入金しておくと、アカウント残高に入金額が表示されます。そして、広告費用が発生した時点で残高から差し引かれます。また、入金方法は銀行振込とクレジットカード払いがあり、入金方法も手動タイプと自動タイプの2種類があります。
そのため、広告運用の状況や支払い管理の条件などを勘案して、最適な方法を選択しましょう。
支払方法の種類
Yahoo!広告の支払方法は、銀行振込とクレジットカード払いの2種類です。銀行振込とクレジットカード払いでは、さまざまな違いがあり、用途に応じて適切な支払方法を選択・設定する必要があります。
項目 | 銀行振込 | クレジットカード払い |
事前の登録要否 | 不要 | 必要 |
アカウントへの入金反映タイミング | 振込完了から3営業日後 | 即時 |
振込手数料の発生 | あり | なし |
自動入金機能の有無 | なし | あり |
例えば、銀行振込は都度入金が必要なため、広告予算が限られているなど、厳密に費用管理したい場合に有効です。一方、クレジットカード払いは自動的に入金される機能を活用でき、アカウントに即時反映される点から、継続的に広告運用する場合に効果的です。
Yahoo!広告は、広告主の支払ニーズに対して柔軟に対応できる支払方法を提供しています。
銀行振込の設定方法
銀行振込の手順は、指定口座先の確認から始まります。
まず、広告管理画面の右上にある「料金」ボタンをクリックします。次に、「明細と資金管理」メニューの配下にある「入金・返金・カード管理」を開きましょう。
画像引用元:お支払い方法と入金手順(銀行振込/クレジットカード) – Yahoo!広告ヘルプ
続いて、入金管理画面の「銀行振込によるお支払い」の項目で、振込先銀行口座の「作成」ボタンを押します。
画像引用元:お支払い方法と入金手順(銀行振込/クレジットカード) – Yahoo!広告ヘルプ
すると、振込先の銀行口座の情報が表示されます。必要に応じて印刷などをしておき、近くの金融機関やATMから振り込みましょう。なお、振込手数料は広告主が負担する点に注意が必要です。
画像引用元:お支払い方法と入金手順(銀行振込/クレジットカード) – Yahoo!広告ヘルプ
クレジットカード払いの設定方法
利用するクレジットカードの登録手続きをおこないます。銀行振込と同様に、管理画面の料金ボタンから入金管理ページに進みましょう。
画像引用元:お支払い方法と入金手順(銀行振込/クレジットカード) – Yahoo!広告ヘルプ
次に入金管理画面の「クレジットカードによるお支払い」で「カード情報を登録」を押すと、Yahoo!ビジネスマネージャーの画面に移行します。登録が完了したら「元のサービスへ戻る」押し、広告管理画面に戻ったら入金設定に移ります。
画像引用元:お支払い方法と入金手順(銀行振込/クレジットカード) – Yahoo!広告ヘルプ
自動入金を設定する場合は、入金管理画面で「自動入金」を選択。「アカウント残高に追加する金額」に3,000円以上1,000円単位で入力します。
最後に同意事項の確認欄にチェックを入れ、自動入金の設定と同時に入金したい場合は、「同時に入金する」を選択します。確認画面チェックをし、「設定」を押せば完了です。
画像引用元:お支払い方法と入金手順(銀行振込/クレジットカード) – Yahoo!広告ヘルプ
手動入金を利用する場合は、「手動入金」を選択します。そして、「アカウント残高に追加する金額」を1,000円以上1,000円単位で入力します。
最後に、確認画面をチェックして「入金」ボタンを押して完了です。
画像引用元:お支払い方法と入金手順(銀行振込/クレジットカード) – Yahoo!広告ヘルプ
広告設定する際に知っておくと役立つ用語3選
Yahoo!広告を設定する上で、いくつかの専門用語を理解しておくと、円滑な広告運用を進めやすくなります。特に、Yahoo!広告ならではの用語を押さえておくと、公式ガイドの記載内容を把握する際にも役立ちます。
これからYahoo!広告を始める初心者が知っておくと便利な用語は以下の3点です。
- 入札価格調整機能
- マッチタイプ
- フリークエンシーキャップ
Yahoo!広告の基礎用語を正しくとらえて、運用成果の効率的な向上や広告運用の改善を進めましょう。
用語1:入札価格調整機能
入札価格調整機能は、特定のユーザーに対して広告配信する場合に入札価格を意図的に上下動させる仕組みです。
ターゲティング設定に応じて適切な入札価格を設定できると、広告の表示回数やクリック数が制御され、広告効果の最大化が見込めます。例えば、都心部にいる20代のパソコンユーザーに広告を優先配信したい場合には、対象のターゲティング条件に対して高い入札価格の設定が必要です。
入札価格調整の対象になる主なターゲティング項目は以下のとおりです。
- デバイス
- 地域
- 年齢
- 性別
- 時間帯・曜日
ディスプレイ広告の場合には、さらにオーディエンスリスト・サーチキーワード・プレイスメント・コンテンツキーワードも対象です。入札価格調整機能を活用して、広告の費用対効果を高めましょう。
広告運用で手間になりやすい入札作業を自動化する機能に興味がある方は、こちらの記事も参考にしてください。
<関連記事>Yahoo!広告の自動入札機能の種類やメリットについて解説
用語2:マッチタイプ
マッチタイプとは、キーワード検索の結果に応じて広告配信する頻度や範囲を調整する仕組みです。
対象の広告種類は検索広告です。まず、マッチタイプを指定すると、検索キーワードと登録キーワードの一致程度に応じた広告表示を管理しやすくなります。マッチタイプとして指定できる種類は、全部で3つです。
種類 | 特徴 |
完全一致 | 検索キーワードが登録キーワードと完全一致や類似パターンに該当した際に広告を表示 |
フレーズ一致 | 検索キーワードが登録キーワードを含んでいた際に広告を表示 |
インテントマッチ | 上記ケースに加えて、検索キーワードが登録キーワードの類義語・関連語を含んでいた際に広告を表示 |
広告配信の目的に応じてマッチタイプを適切に使い分け、広告表示を最適化して広告効果を高めましょう。
マッチタイプのメリット・デメリットや有効な使い方を深く知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
<関連記事>リスティング広告のマッチタイプ(完全一致・フレーズ一致・インテント マッチ)について解説
用語3:フリークエンシーキャップ
フリークエンシーキャップとは、特定のユーザーに対して広告が配信される回数を制御する仕組みです。
同一ユーザーに対して広告が表示される回数を制限します。それにより、ユーザーの不快感を防いだり、広告予算の消費を制御したりしたい場合に有効な機能です。適用できる広告種別はディスプレイ広告であり、以下の3項目に対して指定します。
項目 | 指定内容 |
期間 | 配信制限する単位期間を日・週・月のいずれかから選択 |
回数 | 配信の上限回数で設定できる回数は最小が1回・最大が100回 |
階層 | 配信制限の範囲。幅広く制限したい場合はキャンペーン、広告単位で制限したい場合には広告を選択 |
フリークエンシーキャップでユーザーエクスペリエンスを向上させ、広告効果の低下を防ぎましょう。
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本記事では、Yahoo!広告の管理画面の基本的な機能や広告配信に必要な手続き方法。そして、支払方法や広告運用に役立つ用語を解説しました。
Yahoo!広告の管理画面は、Yahoo!広告を運用する上で重要なツールです。基本的な設定方法や機能を的確に活用すれば、Yahoo!広告による広告運用の成果が着実に上がるでしょう。
また、初心者の方でも、実際に管理画面を操作しながら学べば、早期に広告運用の安定化や効率化が見込まれます。Yahoo!広告の管理画面を使いこなして、WEBマーケティングの効果最大化を目指しましょう。
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