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Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)とは?実店舗を魅力的にアピールする方法

編集部
2024.12.18更新
2022.05.17初出

カフェや小売店など実店舗を構えている事業者にとって「いかに集客するか」は永遠の課題とも言えるでしょう。

新型コロナウイルスの感染拡大によって、オンラインショッピングの利用者が増えているとはいえ、実店舗を構えている事業者にとっては「お客様に来てもらう」ことはいまでも大切な要素です。

競合他社が多くいる中で、自分の会社を選んでもらうためには、自分の会社の商品やサービスの魅力を効果的に適切にお客様に伝える必要があります。

※2021年11月まではGoogleビジネスという名称でしたが、2011年11月からGoogleビジネスプロフィールという名称に変更になりました。

Googleビジネスプロフィール(旧マイビジネス)活用で売上倍増。意識した2つのポイント

Googleビジネスプロフィール(旧Googleビジネス)は、Googleマップを管理

Googleビジネスプロフィール(旧Googleビジネス)が、オンラインではなく実店舗を構える人にオススメなのは、ビジネスプロフィールを行うことで集客へとつながる可能性があるからです。

Googleの公式ウェブサイトは、Googleビジネスプロフィールについて以下のように説明しています。

Googleビジネスプロフィールでは、マップや検索などのGoogleサービスでローカルビジネスをどのように表示するかを管理できます。

実店舗に顧客を迎え入れてサービスを提供するビジネスや、エリア限定でサービスを提供するビジネスを営んでいる方は、ビジネスプロフィールを活用すればユーザーにビジネスをアピールすることができます。

Googleでのオーナー確認を済ませているビジネスは、ユーザーからの信頼度が倍増する傾向があります。

引用元:https://support.google.com/business/answer/6300665?hl=ja

例えば、ランチをする飲食店を探している人が、Googleマップで現在地近くにある飲食店を検索するケースを考えます。

Googleマップで「カフェ」や「ランチ 居酒屋」などと検索したときに、たくさんの飲食店がリストとして出てきます。

・JR四ツ谷駅の周辺を対象に「カフェ」を検索した結果例

カフェ

・JR市ヶ谷駅周辺を対象に「ランチ 居酒屋」を検索した結果例

ランチ 居酒屋

上記二つの画面の左側にあるように、Googleマップではヒットしたお店の一覧が表示されます。この一覧の上位に掲載されることを狙ってGoogleマップを管理するのがGoogleビジネスプロフィールです。

リストの上位表示で認知度向上

一般的なウェブ検索と同様にGoogleマップにおいても、リストの上位に表示されるとその分検索する人に目に留まりやすく、検索した人がお店の情報を見てみようと思うはずです。

「検索はグーグルで検索するから、Googleマップで表示されることは、集客に直接関係ないのでは?」と考える人もいらっしゃるかと思いますが、ここ数年、Googleマップで検索する人が増加傾向にあり、ウェブ検索で上位に表示されることと同じように重要になっています。

Googleマップを使った検索が増加

飲食店を検索する際に、Googleマップで検索する人が増加傾向にあることは、飲食店に予約・顧客管理システムの開発・提供等を行うテーブルチェック社の調査で明らかになっています。

同社が2021年4月に発表した調査は、飲食店探しはこれまでの「グルメサイト」から「Googleマップ」「ウェブ検索」にシフトしていることを示しました。

その理由として「グルメサイトが消費者からあまり信用されていない」という結果となっています。

【第2回グルメサイト意識調査】グルメサイト評価

参考元:【第2回グルメサイト意識調査】グルメサイト評価 – TableCheck

一方で、消費者が飲食店を探す手段として「Google検索」と「Googleマップ」の利用率が増加していることが分かりました。

2020年1月に発表した第1回調査と比べますと、Googleマップで検索する割合は

  • 第1回)30.2%
  • 第2回)35.6%

となっており、約5ポイント上昇しています。

参考元:グルメサイト評価、「信頼しない」飲食店6割。

参考元:グルメサイト評価、「信頼しない」飲食店6割。飲食店探しは「Googleマップ」「ウェブ検索」が急増

基本情報や写真、クチコミ投稿で効果的に訴求

では、Googleビジネスプロフィールでは、どのようなことを行えばいいのか。見ていきましょう。

Googleビジネスプロフィールでできることは、主に7つです。

  1. 投稿
  2. 情報
  3. インサイト
  4. 口コミ / メッセージの送受信
  5. 写真
  6. 商品
  7. ウェブサイト

1)投稿

投稿のタグでは、グーグルマップ上で公開する自社の情報について追加することができます。

  • COVID-19の最新情報
    新型コロナウイルスの影響による営業時間の変更などを投稿します
  • 特典情報の追加
    セール情報やプレゼントキャンペーンなどの情報を投稿します
  • 最新情報の追加
    新着情報を投稿します
  • イベント情報の追加
    催事などの情報を投稿します
  • 商品情報の追加
    取り扱う商品やサービスについての情報を投稿します

2)情報

お店に関する基本情報を記載します。

  • 名前:店舗名
  • カテゴリ:Google マイビジネスに登録する業種
  • ビジネス所在地:店舗の住所
  • サービス提供地域:商品配達や出張型サービスの対象地域がある場合に記入
  • 営業時間:店舗の営業時間
  • 営業時間の詳細:ハッピーアワーなど時間限定のサービスなどがある場合に記入
  • 特別営業時間:臨時休業や祝日など通常と異なる対応時間
  • 電話番号:店舗の電話番号
  • プロフィールの略称:Google マップ上でURLを短くできるアカウント名
  • ウェブサイト:店舗のウェブサイト
  • 商品情報:取り扱い商品
  • 属性:決済方法やバリアフリー、Free Wi-Fiなど提供サービスの情報
  • ビジネス情報:お店の紹介文
  • 開業日:お店が開業した日
  • 写真:外観や内装、商品等の写真

3)インサイト

インサイトでは、自分の店舗がウェブでどのように検索・表示されたのかの情報を見ることができます。

  • ユーザーがあなたのビジネスを検索した方法
    「直接」:ビジネスの名前や住所で検索してビジネスプロフィールを見つけたユーザー
    「関節」:業種や商品、サービスで検索してビジネスプロフィールを見つけたユーザー
    「ブランド名」:ブランドを検索してリスティングを見つけたユーザー
  • ユーザーがビジネスを見つけたGoogleサービス
    Google検索とGoogleマップのどちらで自社のページに流入してきたかが表示されます。
  • ユーザーの反応
    ユーザーがGoogleで自社のリスティングを見つけてから、どのような行動をとったかを確認できます。
    ウェブサイトへアクセスした回数
    ルート検索された回数
    電話がかけられた回数
  • ルートのリクエスト
    ユーザーがビジネス所在地までのルートを検索した地域が分かります。市区町村単位で表示されるので、所在地からどこまでの距離にいる人がルート検索をしてみたのかが分かります。
  • 電話
    ユーザーが電話をかけたタイミングと回数が分かります。
  • 混雑する時間帯
    曜日ごとにお店が混雑する時間帯が分かります。
  • 写真の閲覧
    同業他社と比較して、自社が登録した写真が閲覧されているかどうかを見ることができます。
  • 写真の枚数
    同業他社と比較して、登録した写真の枚数が多いか少ないかを見ることができます。

4)口コミとメッセージ

Googleマップにユーザーから投稿された口コミに対して、返信することでお客さんとのコミュニケーションを取ることができます。メッセージも同様で、お客さんからの問い合わせに対して返信できるようになります。

Googleビジネスプロフィール上で、レビューへの返答やお問い合わせへの返信などが完結できます。

※誹謗中傷などGoogleが定めるポリシーに違反する口コミは、不適な口コミとしてGoogleに報告すると、Googleの基準に基づいて判断されて削除されることもあります。

5)写真

Googleマップの自社ページに掲載される写真を掲載します。

店内や外観、商品といったそれぞれの種類の写真のほかに動画をアップロードできます。

Googleが定める基準を満たした写真や動画をアップロードすることをオススメします。

写真

  • 形式:JPGまたはPNG
  • サイズ:10KB~5MB
  • 推奨解像度:縦720 ピクセル、横720ピクセル
  • 最小解像度:縦250 ピクセル、横250ピクセル
  • 品質:ピントが合っていて十分な明るさのある写真。
    大幅な加工や過度のフィルタは使用せずに、雰囲気をありのままに伝える画像

動画

  • 時間:最大30秒
  • ファイルサイズ:最大75MB
  • 解像度:720p以上

参考元:https://support.google.com/business/answer/6103862

6)商品

商品の画像や情報をアップロードすることができます。

  • 商品画像
    商品のメイン画像です。掲載枚数は1商品につき1枚です。
  • 商品/サービス名
    該当の商品/サービス名を記入。文字数は最大58文字です。
  • カテゴリ名
    該当商品のカテゴリを設定します。
  • 価格
    商品の価格を記載します。
  • 商品の説明
    商品の説明文を記入します。説明文の最大文字数は1,000文字です。
  • ボタンの追加

オンライン注文や購入、詳細、特典を利用などのボタンを任意で追加することができます。飛ばす先のリンクも設定することができます。

7)ウェブサイト

Googleビジネスプロフィールでは、自社のウェブサイトを持っていない企業を対象に、Googleビジネスプロフィール上でウェブサイトを作ることができます。

クチコミやレビューの重要性

Googleマップで検索した際に、自社が上位に表示されるようになるためには、ビジネスプロフィールのビジネス情報の内容を充実させなければなりません。また、ユーザーにとって、魅力的な内容であることが求められます。

住所や営業時間などの基本情報が正確に書かれていることはもちろんですが、クチコミやメッセージにきちんと対応していることも、上位表示されるための指標の一つとなっています。

Googleは、クチコミへの返信に関して、次のように記述しています

クチコミに返信することで、ユーザーの存在やその意見を尊重していることもアピールできます。ユーザーから有用で好意的な内容のクチコミが投稿されると、ビジネスの存在感が高まり、顧客が店舗を訪れる可能性が高くなります。

引用元:Google ビジネス プロフィール ヘルプ

Googleマップでは「関連性」「距離」「知名度」などの要素が組み合わされることで、ユーザーにとって最適な検索結果が表示されます。

Googleマップでランキングが決まる仕組み

これは、Google自身が公式ウェブサイトで公表しています。

Googleマップでランキングが決まる仕組み

参考元:Google ビジネス プロフィール ヘルプ

このうち、

「距離」は、検索するユーザーから近いほど上位に表示され、「知名度=視認性の高さ」は、広く知られているお店ほど上位に表示される仕組みになっています。

この二つの要素はなんとなく理解できるかと思いますが、では「関連性」はいかがでしょうか。

高めたい「関連性」。そのために必要なのは、情報を充実させること

Googleは「関連性」について「検索語句とローカルビジネスプロフィールが合致する度合いのこと」と説明しています。

ユーザーが検索したワードと自社が提供する商品やサービスとの関連性が高いとGoogleが判断すれば、検索結果でより上位に表示されるのです。

関連性を高めるために必要なのは、ビジネス情報を充実させること。その指標の一つが、ユーザーに適切な対応をしているかどうか、です。例えば、Googleマップで書き込まれた口コミの数が多いか少ないか、口コミへの返信をきちんとしているかどうか。

このような点で、Googleはその企業がビジネス情報を充実させているかを判断します。口コミを放置せずに返信することは、ランキングを上位にするために重要なのです。

まとめ

Googleビジネスプロフィールについて、概要を理解いただけましたでしょうか。飲食店など実店舗を持っている方にとっては、非常に重要なGoogleビジネスプロフィール。「効果的な入力方法は?」「店舗が複数あって入力が面倒だ」などのお悩みや、ご興味をお持ちでしたら、タガタメまでご相談いただければと思います。

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