さて、広告運用をされている方はGoogleアナリティクスなどの分析ツールを利用してデータを確認していると思いますが、「どの流入元からどれだけの成果につながっているのか」を正確に把握できてないケースがあります。
その問題を解決するのに役立つツールが「カスタムパラメータ」です。本記事では、カスタムパラメータの特徴やメリット、またGoogle広告やYahoo!広告、それぞれのカスタムパラメータの設定方法を解説します。
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※関連記事: リスティング広告を入稿する方法を徹底解説!注意点やエディターの使い方まで網羅
カスタムパラメータとは
はじめにカスタムパラメータは、「名前」と「値」の2つで構成されています。そして、設定したい変数を任意で作成してURLに自動付与してくれる機能です。まず、カスタムパラメータを設定することで、どのような媒体やコンテンツ、キャンペーンなどを経由して最終URLに訪れているのかを把握できるようになります。
例えば、キャンペーンごとにデータを分析する場合に、デフォルトの{campaignid}だけでは、どのキャンペーンなのか判別するのは難しいです。しかし、{mycampaignid}=12345というように、自身がわかりやすいようにカスタム設定することで、キャンペーンの分析がしやすくなります。
ここでは、カスタムパラメータをうまく活用できるように、パラメータの基本的な概要とURLのオプションをご紹介します。
参照:高度なトラッキング用のカスタム パラメータを作成する – Google広告ヘルプ –
パラメータについて
まず、パラメータとは、URLにつける「?」以降の変数です。そして、WEBアプリに対してURLに特定の形式で引き渡すデータです。URLにパラメータをつけることで、ホームページへの流入がどの広告やデバイスから遷移して来たのかをGoogleアナリティクスなどの分析ツールで確認できるようになります。
さらに渡したいパラメータが複数ある場合は、以下のように「パラメータ名」=「パラメータの値」のペアを「&」で区切って複数指定することもできます。
https://abc-sample.com/?name(パラメータ名)=cde(パラメータ値)&product=fgh
このように、パラメータを追加したURLのことを「パラメータ付きURL」と呼びます。
よく利用されるパラメータ
次にGoogle、Yahoo!JAPANのデータ分析でよく利用されるパラメータには、以下のような項目があります。
- utm_source:参照元
- utm_medium:メディア>
- utm_campaign:キャンペーン
- utm_term:キーワード
- utm_content:広告のコンテンツ
では、それぞれ解説します。
utm_source(参照元)
まずutm_sourceとは、計測したいページの流入元を指定するパラメータです。
例えば、検索エンジンであるGoogleからサイトに流入した場合は、「utm_source=google」というように表示されます。
utm_medium(メディア)
次にutm_mediumとは、どのようなメディア(媒体)経由の流入かを指定するパラメータです。
設定例には以下のようなものがあります。
- リスティング広告:utm_medium=cpc
- ディスプレイ広告:utm_medium=display
- メールマガジン:utm_medium=email
utm_campaign(キャンペーン)
続いてutm_campaign。こちらは、計測する広告キャンペーンを指定するパラメータです。
キャンペーン名やプロモーションコードを利用して、各キャンペーンの特徴をとらえた名称を設定すると認識しやすくなります。
utm_term(キーワード)
そしてutm_term。こちらは、計測対象の検索キーワードを指定するパラメータです。
例えば、通販のテーブルをデジタル広告で出稿している場合は、「utm_term=table」というように設定します。
utm_content(広告のコンテンツ)
最後にutm_content。計測する広告コンテンツを区別する場合に利用するパラメータです。
例えば、バナー広告のA/Bテストなど、広告ごとのパフォーマンス詳細を知りたい場合に「pattern_a」「pattern_b」などの形で設定して、どの広告文やバナーが効果的なのかを計測する指標とします。
パラメータの設定ルール
さて、パラメータを設定するにあたって、基本的なルールが3つあります。
- パラメータを付与するURLの最後に「?」をつけて入力
- 「パラメータ=値」の形式でパラメータを付け加える
- 複数のパラメータがある場合は「&」でつなげる
このように、データを分類・解析するためには、定義されたパラメータを設定のルールにしたがって利用する必要があります。
URLオプションの存在
Google広告とYahoo!広告には、広告ごとのURLパラメータ設定だけでなく、「アカウント」、「キャンペーン」、「広告グループ」、「キーワード」など、さまざまな階層でURLオプションを利用してURLパラメータを設定できます。
URLオプションには、下記3つの機能があります。
- トラッキングテンプレート(Google)/トラッキングURL(Yahoo!JAPAN)
- カスタムパラメータ(Google・Yahoo!JAPAN)
- 最終ページURLのサフィックス(Google)
では、それぞれ解説します。
トラッキングテンプレート/トラッキングURL
まず、Google広告やYahoo!広告には、トラッキングテンプレート/トラッキングURLというオプションがあります。これを利用すれば、最終ページURLにutmを付加したURLを入力しなくてもよくなるので、入稿の効率がアップします。
そしてトラッキングテンプレート/トラッキングURLは、下記単位で設定が可能です。
- アカウント
- キャンペーン
- 広告グループ
- 広告
- キーワード
- 広告表示オプション
以下は、代表的な変数をまとめたものです。
Google/Yahoo!変数 | 意味 | 例 |
{lpurl} | ランディングページの URL | https://www.abc.co.jp/ |
{keyword} | キーワード | リスティング広告 |
{matchtype}> | 広告表示につながったマッチタイプ・完全一致:「e」・フレーズ一致:「p」・部分一致:「b」 | e、p、b |
{device} | 広告が表示されたデバイス・m:スマートフォンとモバイル・t:タブレット・c:パソコン | m、t、c |
{campaignid} | キャンペーンID | 12345 |
{adgroupid} | 広告グループID | 123456789 |
{creative} | 広告固有のID(広告トラッキングID) | 1234567891011 |
最終ページURLのサフィックス
最終ページURLのサフィックスとは、ユーザーに表示される最終URLの末尾にパラメータを付与できる機能です。動的検索広告などの最終ページURLが変化するものを計測したいときに利用されます。
例えば、最終ページURL(〇〇〇.com)のサフィックスに「xx=ab」と設定した場合は、以下のような流れになります。
- ユーザーが広告をクリック
- トラッキングテンプレートのURLへ遷移し、情報を取得
- 最終ページ「〇〇〇.com/?xx=ab」に遷移
リスティング広告の成果に満足されていますか?
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上記お悩みをリスティング広告専門コンサルタントが解決いたします。
※関連記事: 【Google広告】Google広告エディターで広告運用を効率化!基本設定から使い方まで丁寧に解説
カスタムパラメータを使用するメリット
カスタムパラメータを設定することで、広告主は以下のメリットがあります。
- ユーザーの流入経路を細かく設定できる
- 同じURL上でも広告ごとの流入区別ができる
ユーザーの流入経路の細かく把握できる
まずカスタムパラメータを設定することで、ユーザーがどの流入経路から来たのかを細かく把握できます。ユーザーのサイト流入経路は、リスティング広告、検索結果、スマートフォンアプリ、メールマガジンなどさまざまなケースがあります。カスタムパラメータを付与して、どの経路が機能しているかを分析できれば、これから力を注ぐべきポイントが明確になるでしょう。
同じURL上でも広告ごとの流入区別ができる
次に同一のURL上に同じ広告が複数ある場合。カスタムパラメータであらかじめ左側広告、下部広告、最上部の広告と区別することで、同一URL上でも広告毎の流入を把握できるようになります。
また、検索エンジンで、リスティング広告と自然検索結果が同時に表示された場合でも、カスタムパラメータを設定しておけば別々にデータを区別できます。それにより、データ分析もより正確なものになります。
カスタムパラメータの設定方法
さてここからは、Google広告とYahoo!広告、それぞれの計測に必要なカスタムパラメータの設定方法を解説します。
Google広告の場合
まずは、Google広告の場合の設定手順からご紹介します。
1.キャンペーンまたは広告グループでの設定方法
キャンペーンまたは広告グループでの設定方法は、下記手順を参考にしてください。
1.はじめに管理画面でキャンペーンまたは広告グループを選択。次に「設定」をクリックして対象のキャンペーンまたは広告グループを選択。
2.続いて「その他の設定」を選択。
3.「キャンペーンURLのオプション」をクリック。
4.キャンペーンテンプレートに作成したパラメータを入力。
2.キーワードによる設定方法
キーワードによる設定方法は、以下手順となります。
1.はじめに、設定したいキーワードにチェックを入れて「編集」をクリック。
2.次に「トラッキングテンプレートを変更」を選択。
3.続いて「新しいトラッキングテンプレート」に作成したパラメータを入力。
4.最後に「適用」ボタンをクリック。
3.広告での設定方法
広告で設定したい場合は、下記手順となります。
1.まず、設定したい広告にチェックを入れて「編集」をクリック。
2.次に「トラッキングテンプレートを変更」を選択。
3.「新しいトラッキングテンプレート」に作成したパラメータを入力。
4.最後に「適用」ボタンをクリック
Yahoo!広告の場合
次は、Yahoo!広告の場合の設定手順をご紹介します。
1.キャンペーンまたは広告グループでの設定方法
キャンペーンまたは広告グループでの設定方法は、下記となります。
1.管理画面左側より、「キャンペーン」または「広告グループ」を選択。次に対象の「キャンペーン名」または「広告グループ名」をクリック。
2.「キャンペーン設定」をクリックし、編集をクリック。
3.「その他」にあるURLオプションを指定して、「トラッキングURL」に作成したパラメータを入力。
4.最後に「保存」ボタンをクリック。
2.キーワードによる設定方法
キーワードによる設定方法は、以下の手順です。
1.管理画面左の「キーワード」から、トラッキング設定したいキーワードの編集を選択。
2.「キーワードを編集する」の下部にある「URLオプション」の「指定する」にチェックを入れ、「トラッキングURL」の欄にパラメータを入力。
3.「保存」ボタンをクリック。
3.広告での設定方法
Yahoo!検索広告は、すでに作成している広告の編集ができないので、新たに広告を作成する必要があります。
設定の手順は下記を参考にしてください。
1.管理画面左の「広告」から、「広告作成」をクリック。
2.広告を作成するグループを選択する。
3.「広告作成画面に進む」を選択。
4.広告作成画面下側の「トラッキングURL」欄に作成したパラメータを入力。
5.その他見出しなど、広告に必要な情報を入力したら「作成」ボタンをクリック。
リスティング広告の費用対効果に満足されていますか?
- 現状の費用対効果に不満
- 効果改善のための提案が欲しい
- 成果状況をこまめな報告が欲しい
- 小さなことも相談したい
上記お悩みをリスティング広告専門コンサルタントが解決いたします。
まとめ
Google広告とYahoo!広告における、カスタムパラメータの特徴やメリット、またそれぞれのカスタムパラメータの設定方法を解説しました。
パラメータ設定は少し複雑に感じたかもしれませんが、一度設定できれば作業工数の削減や設定漏れを防ぐことにもつながります。
広告のデータをより正確かつ効率的に分析をしたい方は、カスタムパラメータをぜひ活用してみてください。