※このコンテンツは、2023年11月に更新しています。
2023年現在のGoogle広告のバナーサイズ一覧と画像や広告作成時の注意点を解説します。
WEB広告の配信にあたって、数ある広告のなかでも圧倒的な影響力を持つ「Google広告」。しかし、Google広告にはさまざまな種類の広告があるため、ターゲットや目的に合った適切なバナーサイズで作成しなければ、意図した効果が得られないこともあります。
タガタメではGoogleディスプレイ広告を含めたリスティング広告のセカンドオピニオンや無料診断を行っております。現状の結果に課題を抱えていらっしゃる方はお気軽にご相談ください。⇒リスティング広告の無料診断はこちらから
Google広告の概要
Google広告とは、自社ビジネスに関連したキーワードを検索するユーザーや興味を持っている潜在顧客に広告を表示できるサービスです。
Google広告はGoogleが保有するプラットフォーム上に広告を掲載できるので、自社のECサイトへアクセスを誘導したり、問い合わせ件数を増やすこともできます。
しかし、Google広告にはさまざまな広告があるため、下記のように広告の種類や掲載場所によって広告サイズが異なります。
広告タイプ | 推奨サイズ(px) |
ディスプレイ(バナー)広告 | 300×250 160×600 728×90 300×600 320×50 |
レスポンシブディスプレイ広告 | 1,200×1,200 1,200×628 1,200×300 |
ファインドキャンペーン広告 | 1,200×1,200 960×1,200 1,200×628 |
汎用的バナー広告 | 350×200 160×600 728×90 300×600 320×50 |
このように、同じ広告内容でも複数の広告を配信する場合は、それぞれのサイズに合わせて広告を作成する必要があります。
※関連記事: Google広告の始め方。運用方法や特徴を簡単解説
ディスプレイ(バナー)広告
Googleディスプレイ広告とは、WEBサイトやアプリ、YouTube、Gmailなどに表示される画像や動画、テキスト広告のことです。
バナー広告やコンテンツ連動型広告とも呼ばれており、広告掲載枠にあるWEBサイトの内容に応じて広告が表示されます。
Googleディスプレイ広告の推奨サイズは、下記5つがあります。
広告サイズ | ピクセル | 説明 |
ミディアムレクタングル | 300×250 | テキストや画像に最適なサイズの広告 |
リーダーボード | 728×90 | ページ上部に表示される長いバナー広告 |
ワイドスカイスクレイパー | 160×600 | サイドバーやコンテンツの横に表示される縦長の広告 |
モバイルリーダーボード | 320×50 | モバイルデバイスの上部に表示されるモバイル向けの広告 |
ハーフページバナー | 300×600 | ブランドの認知度向上や製品・サービスのプロモーション向け |
また、近年は画面の大きいスマートフォンを利用している方が増えているため、336×280サイズの広告も推奨されています。
なお、画像容量は150KBまでとなっています。
Googleディスプレイ広告には、以下2種類の広告があります。
- イメージ広告
- レスポンシブディスプレイ広告
それぞれ特徴を解説します。
イメージ広告
イメージ広告は、さまざまな静止画像、アニメーション画像、GIFを利用してGoogle広告にアップロードし、画像をクリックすることで設定したURLへユーザーを誘導します。全面的に画像が表示できるため、目にとまりやすい広告を作れば、高い広告効果を期待できます。
ただし、掲載できる広告枠は限られているので、複数の広告枠を掲載するときは何種類もの広告サイズを用意する必要があります。
Googleのイメージ広告で入稿できるバナーサイズは全部で48種類あるので、詳細はGoogle広告エディターヘルプよりご確認ください。
なお、イメージ広告サイズ上限は150KBとなっています。
レスポンシブディスプレイ広告(画像)
レスポンシブディスプレイ広告とは、掲載場所のサイズに合わせてレイアウトを自動調整してくれる広告です。
コンテンツとユーザーの検索キーワードの関連性が高まるように、機械学習が画像を自動調整するので、広告作成の手間と時間を省略できます。
レスポンシブディスプレイ広告の画像サイズは、以下のとおりです。
<横長画像>
- アスペクト比:1.91:1
- 最小画像サイズ:600×314
<スクエア画像>
- アスペクト比:1:1
- 最小画像サイズ:300×300
レスポンシブディスプレイ広告(ロゴ)
レスポンシブディスプレイ広告のロゴサイズも、横長とスクエア画像かで入稿規定が異なります。
レスポンシブディスプレイ広告のロゴサイズは、以下となっています。
<横長画像>
- アスペクト比:4:1
- 最小画像サイズ:512×128
<スクエア画像>
- アスペクト比:1:1
- 最小画像サイズ:128×128
画像とロゴともに、ファイルサイズの上限は共通で5,120KBとなっています。
※関連記事: ディスプレイ広告とは?初心者にも簡単解説
アプリ広告
Googleアプリ広告とは、Google広告の種類のなかでも、アプリに特化した広告です。
Googleアプリ広告は、下記5箇所に掲載が可能です。
- Google Play
- Googleの検索結果画面
- YouTube
- GmailやWEBサイト
- Google Discover
入稿の画像サイズは、以下のとおりです。
アスペクト比 | 最小サイズ | 推奨されるサイズ |
1:1 | 200×200 | 1,200×1,200 |
1.91:1 | 600×314 | 1,200×628 |
4:5 | 320×400 | 1,200×1,500 |
その他の入稿規定については、Google広告ヘルプよりご確認ください。
アプリインストール広告
アプリインストール広告とは、Googleのアプリストアの検索結果やSNSのタイムラインに表示される、アプリインストールを目的とした広告です。別名「アプリダウンロード広告」とも呼ばれ、スマートフォンやタブレット向けのアプリ宣伝によく利用されます。
アプリに表示されるディスプレイ広告のアスペクト比とサイズは、以下のとおりです。
- アスペクト比:1.91:1
- 最小画像サイズ:600×314
アプリインストール イメージ広告
アプリインストールのイメージ広告とは、Googleのアプリストアで目にとまりやすい広告を作って、画像をクリックすることで設定したサイトへユーザーを誘導します。
アプリインストールのイメージ広告の画像サイズは30種類あるため、詳細はGoogle広告エディターヘルプよりご確認ください。
アプリ広告(インストール促進)
アプリ広告(インストール促進)は、アプリ内コンバージョンなどをおこなう可能性の高いユーザーに広告を重点的に表示するよう、Google広告がターゲティングを自動的に最適化する広告です。
アプリキャンペーン用に作成する場合の広告のアスペクト比と最小画像サイズは、以下となっています。
- アスペクト比:1.91:1
- 最小画像サイズ:600×314
アプリ広告(エンゲージメント促進)
アプリ広告(エンゲージメント促進)は、すでにアプリをインストールしているユーザーに再度アプローチし、アプリ内での特定の行動を誘導するために役立つ広告です。
アプリキャンペーン用に作成する場合の広告サイズには、下記があります。
- 300×250
- 320×50
- 320×480
- 480×320
- 1,200×628
タガタメではGoogleディスプレイ広告を含めたリスティング広告のセカンドオピニオンや無料診断を行っております。現状の結果に課題を抱えていらっしゃる方はお気軽にご相談ください。⇒リスティング広告の無料診断はこちらから
動画広告
Googleの動画広告には、リスティング広告やGDN(Googleディスプレイネットワーク)などの、さまざまな種類のディスプレイ配信広告があります。
ここでは、TrueView インストリーム、バンパー動画広告、スキップ不可のバナー広告と、アウトストリーム広告(ロゴ)の入稿規定を解説します。
TrueView インストリーム、バンパー動画広告、スキップ不可の動画広告(バナー)
TrueView インストリーム、バンパー動画広告、スキップ不可のバナー広告のバナーの画像サイズは共通で、300×60となっています。
アウトストリーム広告(ロゴ)
アウトストリーム広告(ロゴ)の入稿規定は以下です。
- アスペクト比:1:1
- 解析度:1×1 から 1024×1024 の間で任意
※関連記事: YouTube広告とは、費用や手順など詳細まとめ
ローカル広告
ローカル広告とは、店舗ビジネスを対象にしたGoogle広告の配信メニューで、ユーザーに来店を誘導するように広告配信できるサービスです。
広告の配信先には、以下があります。
- Google検索ネットワーク
- Googleマップ
- YouTube
- Gmail
- Googleディスプレイネットワーク
イメージ
ローカル広告(イメージ)の入稿規定は、以下のとおりです。
<横長画像>
- アスペクト比:1.91:1
- 最小画像サイズ:600×314
<スクエア画像>
- アスペクト比:1:1
- 最小画像サイズ:314×314
ロゴ
ローカル広告(ロゴ)の入稿規定は、下記となっています。
- アスペクト比:1:1
- 最小画像サイズ:116×116
※関連記事: GoogleビジネスプロフィールとGoogle広告の連携方法を解説
ファインド広告
Googleファインド広告とは、Google Discover、YouTubeのホームフィード、GmailなどのGoogleサービスに広告配信できる機能です。
Googleファインド広告はユーザーの検索履歴や閲覧履歴、動画の視聴履歴などをもとに広告が配信されるため、高い訴求力が期待できます。
Googleファインド広告には、以下の広告があります。
- ファインド広告(画像)
- ファインド広告(ロゴ)
- ファインド広告カルーセル広告(画像)
- ファインド広告カルーセル広告(スクエア画像)
- ファインド広告カルーセル広告(ロゴ)
- Gmail イメージ広告(画像)
- Gmail 広告(ロゴ)
- Gmail 広告(ヘッダー)
- Gmail 広告(カタログ画像)
それぞれの入稿規定を解説します。
ファインド広告(画像)
ファインド広告(画像)の入稿規定は、以下のとおりです。
<横長画像>
- アスペクト比:1.91:1
- 最小画像サイズ:600×314
- 推奨数3(最小数1)
<スクエア画像>
- アスペクト比:1:1
- 最小画像サイズ:300×300
- 推奨数3(最小数1)
ファインド広告(ロゴ)
ファインド広告(ロゴ)の入稿規定は、下記となっています。
- アスペクト比:1:1
- 最小画像サイズ:128×128
- 推奨数1(最小数1)
ファインド カルーセル広告(画像)
ファインドカルーセル広告(画像)の入稿規定は、以下のようになっています。
- アスペクト比:1.91:1
- 最小画像サイズ:600×314
ファインド カルーセル広告(スクエア画像)
ファインドカルーセル広告(スクエア画像)の入稿規定は、下記となります。
- アスペクト比:1:1
- 最小画像サイズ:300×300
ファインド カルーセル広告(ロゴ)
ファインドカルーセル広告(ロゴ)の入稿規定は、以下のとおりです。
- アスペクト比:1:1
- 最小画像サイズ:128×128
Gmail イメージ広告(画像)
Gmailのイメージ広告(画像)の入稿規定は、下記となっています。
- 画像サイズ:「300~650」×「300~1,000」の間で任意
- 画像形式:JPEG、JPG、PNG、GIF(アニメーションなし)
Gmail イメージ広告(ロゴ)
Gmailのイメージ広告(ロゴ)の入稿規定は、以下のようになっています。
- アスペクト比:1:1
- 最小画像サイズ:144×144
Gmail 広告(画像)
Gmail広告(画像)の入稿規定は、以下のとおりです。
<横長画像>
- アスペクト比:1.91:1
- 最小画像サイズ:600×314
<スクエア画像>
- アスペクト比:1:1
- 最小画像サイズ:300×300
Gmail 広告(ロゴ)
Gmail広告(ロゴ)の入稿規定は、下記となります。
- アスペクト比:1:1
- 最小画像サイズ:144×144
Gmail 広告(ヘッダー)
Gmail広告(ヘッダー)の入稿規定は、以下のようになっています。
- 画像比率:3:1 から 5:1 の間で任意
- 最小画像サイズ:300×100
Gmail 広告(カタログ画像)
Gmail広告(カタログ)の入稿規定は、下記となります。
- アスペクト比:1:1
- 最小画像サイズ:300×300
※関連記事: Googleファインド広告とは?特徴からメリット・設定方法まで解説!
画像表示オプション
画像表示オプションとは、Google検索広告に画像を表示させられる機能です。
商品やサービスと関連性の高い画像を設定でき、検索広告をこれまで以上に目立たせることが可能です。
画像表示オプションの入稿規定は、以下のとおりです。
<横長画像>
- アスペクト比:1.91:1
- 最小画像サイズ:600×314
<スクエア画像>
- アスペクト比:1:1
- 最小画像サイズ:300×300
※関連記事: Google広告の画像表示オプションとは?初心者向けに簡単解説
広告の作成・入稿時の注意点
Googleディスプレイ広告の作成・入稿時は、下記5つに注意してください。
- 日数を考慮してバナーを作成する
- レスポンシブ広告は自動トリミングされる場合がある
- 最上級表現は使用しない
- 薬事法に関わるテキストは使用しない
- できるだけ高画質な画像を使用する
日数を考慮してバナーを作成する
広告の効果を最大にするためにも、バナー作成の日数を考慮するようにしましょう。
例えば、売上が伸びる休日に広告を出したいと考えても、Google広告は入稿後すぐに広告が表示されるわけではありません。
通常、Googleの広告審査は1営業日以内に完了しますが、広告内容によってはそれよりも時間がかかる場合があるので、スケジュールに余裕を持ってバナー作成するようにしてください。
レスポンシブ広告は自動トリミングされる場合がある
レスポンシブ広告では自動で画像サイズが調整されるため、設定した画像がトリミングされることを理解しておきましょう。
Google広告では重要なコンテンツは画像の中央80%の範囲内に配置するよう推奨されているので、テキストなどの重要な情報やビジュアルが端にならないよう作成してください。
最上級表現は使用しない
客観的な裏付けや社会的根拠がないまま最上級表現を使用すると、誇大広告とみなされてしまうことがあるので、最上級表現の使用には十分注意しましょう。
Google広告ポリシーでは、以下のような広告を真実と異なる表示としています。
- 誤解を招く表現
- 誤解を招く広告のデザイン
- 信頼できない文言
- 関連性が不明確
詳細は、Googleポリシーからご確認ください。
Google広告でテキストを使用するときは、下記最上級表現や絶対的表現は避けるようにしましょう。
- 最大
- 最高
- 最小
- 最速
- No.1
- 世界初
- 日本一
- 世界一
詳細は、Googleポリシーからご確認ください。
薬事法に関わるテキストは使用しない
Google広告ではヘルスケアや医薬品に関する広告掲載について規制する方針があるので、薬事法(薬機法)に触れるようなテキストや広告文は避けるのがおすすめです。
例えば、広告文では以下のような文言を避けるようにしましょう。
- 安心、安全
- 治る
- 効果
- 改善
また、下記のような商材広告は不承認になりやすいので、注意が必要です。
- サプリメントを含む健康食品
- 健康器具
- 医薬品
- 化粧品を含む美容関連商品
詳細は、Googleポリシーからご確認ください。
できるだけ高画質な画像を使用する
Google広告ではできるだけ高画質で鮮明な画像を使用しましょう。
ぼやけた画像を使用すると、ユーザーに誤った印象を与える可能性があると判断され、許可されないケースもあります。
また、Googleポリシーの画像アセットのフォーマットの要件によると、ぼやけた画像以外にも下記のような画像も許可されないので、注意が必要です。
※関連記事: レスポンシブディスプレイ広告の入稿方法から効果を上げ方まで解説
- ブランドロを含む画像
- 空白が多すぎる画像
- 乱れた画像
- 切り抜き方に問題がある画像
Googleディスプレイ広告の課題を感じていませんか?
Googleディスプレイ広告を含むリスティング広告の事例などを紹介した事例資料をご用意しております。タガタメならストレスのないコミュニケーションと精度の高い施策を実現しておりますので、一度下記資料をダウンロード頂ければ幸いです。
- この資料で分かること
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- 支援事例①CVRを高めCV1.5倍を実現
- 支援事例②CPAが5分の1に。きめ細かな運用が決め手に
- 支援事例③LPの改修でCVRが約5倍に
まとめ
Google広告の画像サイズ一覧と広告作成時の注意点を解説しました。
Google広告は広告の種類が多く、画像サイズを間違えると十分な効果を得られなくなります。効果的な広告を効率よく作成するためにも、本記事で紹介した画像サイズや注意点をぜひ参考にしてみてください。