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Meta広告(Facebook広告)の始め方・手順まとめ

編集部
2024.12.23更新
2022.12.22初出

Facebookは、月間利用者数約30億人を誇る世界最大のSNSです。日本では月間約2,600万人が利用。LINEやYouTube、Twitterなどと比べると見劣りしますが、依然として人気の高いSNSであることに変わりはありません。今回は、多くの人が利用しているFacebookの広告運用について解説していきます。

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Meta広告(Facebook広告)とは

META広告(Facebook広告)とは

個人の近況などを公開し、親しい友人やインターネット上でつながった人たちと情報交換ができるFacebook。このメディアに広告を出稿することが可能です。ニュースフィードのなかに紛れた広告を見たこと見たことがある人も少なくないでしょう。FacebookやFacebookと提携しているInstagram、その他のメディアやモバイルアプリに配信される広告が総じて「Meta広告(Facebook広告)」と呼ばれます。

こんな人にMETA広告(Facebook広告)はおすすめです

Facebookの大きな特徴は、基本的に実名であること。他のSNSと違い、ユーザーの実体がオープンになっています。つまり、広告を配信したいターゲットが明確になり、精度の高いセグメントも可能となります。単純な量の拡散ではなく「ターゲットが決まっている」、「年齢や性別など、正確なデータが欲しい」、「ダイレクトなプロモーションがしたい」といった人におすすめの広告です。

Meta広告(Facebook広告)の特徴・メリット

META広告(Facebook広告)の特徴・メリット

SNS広告の運用でまず考えなければならないのは「配信」、「ターゲティング」、「クリエイティブ」の3点。Meta広告(Facebook広告)ではそれぞれ、どのような特徴やメリットがあるのでしょうか。

配信の特徴

Meta広告(Facebook広告)はMeta社(旧Facebook社)が運営するあらゆるメディアに配信可能です。世界最大のSNSであるFacebookを始め、日本では特に若年層に人気の高いInstagram、Facebookユーザー同士のメッセージアプリMessenger。また、Facebookと提携しているその他のモバイルサイトなどにも配信できるオーディエンスネットワークがあるため、Facebookユーザー以外のターゲットにもアプローチできるというメリットがあります。

配信にかかるコストが安価なのもポイントです。Meta広告(Facebook広告)は1日数100円で配信できます。リスティング広告と比べて、クリック単価も低くなる傾向にあるため、リスクを抑えて少額から広告運用をスタートさせることができます。

ターゲティングの特徴

Facebookは実名だけでなく、年齢や居住地、勤務先などの正確なプロフィールを登録するため、ターゲティング精度が高くなります。「東京在住の30代女性」などのセグメントが可能となり、訴求したい商品やサービスに適したユーザーに広告を配信できます。類似オーディエンスを設定すれば、既存顧客と属性や行動履歴が似たユーザーに配信させることも可能。効率のよいプロモーションと言えるでしょう。

クリエイティブの特徴

SNS広告運用と聞くと、複雑な作業をイメージするかもしれません。しかし、Meta広告(Facebook広告)の出稿手順はシンプル。表示される指示に沿って「広告の目的」や「予算」、「ターゲティング」、「配信期間」などを入力していくだけです。多彩な広告フォーマットが提供されており「訴求ポイントを明確にしたわかりやすいクリエイティブ」、「思わず見てしまうような画像や動画」、「訴求メッセージを複数用意してテストする」といったコツを意識すれば、誰でも簡単に、高い効果の見込めるクリエイティブを配信することができます。

※関連記事:Meta広告(Facebook広告)の掲載場所と広告フォーマットはこちらから

Meta広告(Facebook広告)の構造を理解する

META広告(Facebook広告)の構造

それでは次に、Meta広告(Facebook広告)の具体的な始め方の手順です。Meta広告(Facebook広告)は「キャンペーン」、「広告セット」、「広告」という3つの構造を設定します。

キャンペーン

これはMeta広告(Facebook広告)を配信する「目的」です。META広告(Facebook広告)を運用するにあたり、「ランディングページへの誘導」、「ECサイトのCV率向上」、「Facebookページのフォロワー増加」、「自社サイトへのアクセス増加」といった目的があると思います。該当する1つの目的に対して1キャンペーンを設定しましょう。

広告セット

ここでは予算や配信スケジュール、ターゲティングなどを設定します。キャンペーンの下層にあたる設定で、1つのキャンペーンにつき複数の広告セットを設定できます。

広告

最後に実際に配信されるクリエイティブを設定します。広告セットの下層にあたり、こちらも複数の設定が可能です。複数の広告を設定することで、費用対効果の測定、比較が容易になります。

Meta広告(Facebook広告)の課金方式

META広告(Facebook広告)の課金方式

Meta広告(Facebook広告)の構造を理解したところで、続いては課金方式を学んでいきましょう。Meta広告(Facebook広告)はオークション形式です。ユーザーに広告が配信されるタイミングで広告オークションがおこなわれ、候補の中から最適だと判断されたものが表示される仕組み。

判断基準となるのは「入札価格」や「推定アクション率」、「広告の品質」です。これらを統合して、広告の全体的な価値を算出。ユーザーと広告主の双方にとって、最も価値があると判断された広告が表示されます。

課金のタイミング

課金のタイミングはユーザーに表示されたときと、ユーザーがクリックしたときの2つ。これは広告主が選択できます。

インプレッション課金

ユーザーに表示されたときに課金されるのが「インプレッション課金」。これは、それぞれのユーザーに広告が1,000回表示されたときに課金が発生する方式です。配信コストが抑えられる反面、「いいね!」や「クリック」の回数に関係なく課金されてしまうので、運用する際は注意が必要になります。

クリック課金

一方、「クリック課金」はユーザーがクリックしてから課金される方式です。クリックされなければ、ユーザーに広告が表示されても課金は発生しません。一見すると効率のよいプロモーションに感じるかもしれませんが、「誤クリック」や「様子見」でも課金されてしまうデメリットもあります。

Meta広告(Facebook広告)の課金は、ある程度の慣れとテクニックが必要です。配信される広告はユーザーにクリックしてもらうことで初めて意味を成すので、まずはクリック課金で様子を見るのが定石。費用対効果を測定し、クリック率やCV率が高いクリエイティブをインプレッション課金に移行して、配信コストを抑えていくという手法がベターです。

Meta広告(Facebook広告)を出稿する

META広告(Facebook広告)を出稿する

Meta広告(Facebook広告)の構造と課金方式を理解したら、あとは実際に出稿するだけです。出稿の手順を以下にまとめましたので、ご確認ください。

事前準備

META広告(Facebook広告) 出稿 事前準備

出稿前に準備しておくのは2点。「ビジネスマネージャの設定」と「広告クリエイティブの用意」です。ビジネスマネージャは広告活動を一元管理する機能。Facebookページや広告アカウント、メンバーのアクセス管理などを設定します。

広告のクリエイティブは自社または外注業者などに依頼して制作します。広告クリエイティブは先述のとおり、入札オークションの「広告の品質」に影響するもの。また、画像内のテキスト面積が20%以上になると効果が低下してしまう可能性もあります。配信される場所によって、クリエイティブの推奨値が変動することも。広告クリエイティブはパフォーマンスに直結する重要な要素なので、不安があればプロに依頼するべきです。

キャンペーン

META広告(Facebook広告) 出稿 キャンペーン

事前準備が完了したら、Meta広告(Facebook広告)の3つの構造に沿って設定を進めていきましょう。まずはキャンペーンの目的。Meta広告(Facebook広告)で選択可能な目的を以下の表にまとめました。

認知度 広告の記憶が残る見込みがもっとも高い人に広告を表示します。
トラフィック ウェブサイト、アプリ、Facebookイベントなどのリンク先に利用者を誘導します。
エンゲージメント メッセージ、動画の再生数、投稿のエンゲージメント、ページへの「いいね!」、またはイベントへの参加を増やします。
リード ビジネスやブランドのリードを獲得します。
アプリの宣伝 アプリをインストールして継続的に使ってくれる人を見つけます。
売上 商品やサービスを購入する可能性が高い人を見つけます。

目的の種類は「認知度」、「トラフィック」、「エンゲージメント」、「リード」、「アプリの宣伝」、「売上」の6つ。この中からプロモーションしたいサービスや商品に適切な「目的」、「ビジネスの目的」を選択します。

META広告(Facebook広告) 出稿 準備 キャンペーン

目的を選択するとキャンペーンの詳細入力画面に切り替わるので、「キャンペーン名」を入力し、広告内容に応じた「広告カテゴリ」を選択します。

META広告(Facebook広告) 出稿 準備

さらにキャンペーン詳細部分では「キャンペーンの上限予算の追加」、「A/Bテストの作成」、「Advantageのキャンペーン予算」の設定ができるので、必要に応じて追加してください。特にコスト設定は重要かつ、細かい設定が可能になっているので、コストコントロール機能を上手に使いながら細かい微調整を自身でおこなうのがベストです。

広告セット

META広告(Facebook広告) 出稿 準備 広告セット

続いて広告セット。ここでは「広告セット名」、「ページ」、「ダイナミッククリエイティブ」、「予算と計算期間」、「オーディエンス」、「配置」、「最適化と配信を設定します。

META広告(Facebook広告) 出稿 準備 オーディエンス

特に注視すべきはターゲットの設定。「地域」は、ユーザーの地域に基づいたセグメントが可能で、国や市区町村、郵便番号が指定できます。また、「〇〇に住んでいる人」だけでなく「最近まで〇〇にいた人」、「〇〇に住んでいる、または最近まで〇〇にいた」、「〇〇を旅行中の人」のような設定も可能。詳細な設定が可能な反面、絞り込み過ぎると効果が出ないケースもあるので、注意が必要です。

広告

META広告(Facebook広告) 出稿 準備 広告

最後に広告の作成をおこないます。ここでは「広告名」、「広告設定」、「クリエィティブ」、「言語」、「トラッキング」、広告のプレビューの確認などができます。広告全体の設定が終わったら「公開する」を選択し、最後に支払い方法を設定して完了です。

広告の審査

広告の設定がすべて終了すると、Facebookによって広告が審査がおこなわれます。承認可否が決定すると、登録されているメールアドレスに通知が届きます。非承認の場合は内容を確認し、修正して再提出しましょう。

Meta広告(Facebook広告)の運用ポイント

META広告(Facebook広告)の運用ポイント

さて、これまでの説明でMeta広告(Facebook広告)の運用はすぐにスタートできるでしょう。しかし、広告運用は効果を出さなければ意味がありません。Meta広告(Facebook広告)の運用において、効果を出すために押さえておくべきポイントは「広告クリエイティブ」と「ターゲティング」の2つです。

広告クリエイティブはいわば、ユーザーが商品やサービスに触れる最初の接点です。同じ商品やサービスを展開していても、クリエイティブが違うだけで効果にも大きな差が表れます。「フォーマットを活用する」、「推奨値を意識する」、「見やすくわかりやすい画像を心がける」はもちろん、「テストを繰り返して費用対効果を測定する」というのが重要になってきます。WEB広告やSNS広告の運用において、クリエイティブの最適解はありません。自身でより効果が見込める手法をいち早く見つけ出さなければなりません。そのためには、「テストをして情報を得て次へ活かす」という手法が近道です。

一方、精度の高いターゲティング機能はMETA広告(Facebook広告)最大のメリット。これを活かしていくことこそ、効果的な広告運用の鍵になります。詳細なセグメント以外でチェックしたいのが「類似オーディエンス拡張配信」です。これは指定したユーザーに似ているユーザーをFacebookが見つけ出し、そのユーザーに広告を配信する機能。例えば、1,000万円の高級自動車をプロモーションすると仮定します。Meta広告(Facebook広告)でLPに誘導できたユーザーの中で最も多かった属性が「60代男性、年収1,000万円超」だったとします。この条件を指定すると、Facebookが「60代男性、年収1,000万円超」に近しいユーザーを見つけ出します。「50代男性、年収800万円超」や「都内在住、開業医」、「過去に1,000万円以上の高級車を所有」といったユーザーに広告が配信される可能性もあります。

広告クリエイティブの反復テストとターゲティング機能の活用こそ、META広告(Facebook広告)運用成功の秘訣です。

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まとめ

META広告(Facebook広告)

Meta広告(Facebook広告)は多くのユーザーに広告を届けられるだけでなく、多くのユーザーの中から適切なユーザーを選んで配信できることに優れた媒体です。事前の準備や設定さえ完了すれば、今すぐ始められるのも利点。しかし「より高い効果を狙いたい」、「広告運用者の負荷を軽減させたい」と考える広告主も少なくありません。外部のプロフェッショナルに依頼をするのも一つの選択肢でしょう。

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